12. オンライン複言語学習の実践と教材化の可能性−Padletを活用して−

発表キーワード

複言語学習

ICT支援外国語学習

インタラクティブな学習

大阪大学では「世界の言葉プロジェクト」として、小学生向けの複言語学習を実施している。オンラインで1回1言語の学習を複数回実施し、挨拶や自己紹介などの表現を学ぶ。2024年度の講座では、PadletのSandboxを活用した。Sandboxは効果的な教材提示とインタラクティブな学習活動をサポートするツールであり、学習時に提示した学習素材を教材化することが可能である。授業ではSandboxに文字や音、動画を組み合わせて提示し、児童たちは聞こえた音や見たとおりの文字を手書きでノートに、話す姿を動画に記録する。学習成果に講師がリアクションし、インタラクティブな学習を実現している。本発表では、児童たちの複言語学習についての感想、外国の言葉や文化に対する気づき、意識の変化についてアンケート調査をもとに考察する。また、インタラクティブな活動を支えるツールの使用、教材化の可能性についても言及する。