口頭5-A-22026年8月19日(水) 10:00 - 10:25会場:30301
対話を生むデータの条件ー成績個票とAI分析を用いた教師協働実践ー
- 発表キーワード
- 教師協働
- データ設計
- 生成AI
生徒理解や教師協働を促進し教師間対話を生むデータの条件を一年間の高1学年運営の実践事例を基に検討する。教師は日常の観察によって生徒を把握しているが、その理解は担当授業や関わった場面に依存しやすく共有が難しいという課題がある。本実践では、定期考査成績の経時変化や模試成績等を一枚にまとめた成績個票と、生成AIによる生徒レポート要約を活用し、教師の生徒理解の共有と指導方針の検討を行った。成績個票は、学習状況や教科間の差異を可視化することで認識の共有を促し、多面的な生徒理解を可能にした。一方、生成AIによる要約は、指導の効果と課題を担任以外にも把握可能にするとともに、解釈のズレを契機とした対話を誘発した。これらの対話を通して生徒の課題に対する施策が検討・実施された。以上の実践から、多様な視点を含む可視化データと解釈の余地を含む情報の組み合わせが、教師間対話を生む条件として機能することが示唆された。