口頭3-A-12026年8月18日(火) 15:00 - 15:15会場:30402

解体校舎の記憶継承と避難判断を支える3D校舎メタバースと煙体験VR防災教材

藤原 遙馬(愛媛県立松山南高等学校)

発表キーワード
3D校舎メタバース
煙シミュレーションVR
地域デジタルアーカイブ

学校統廃合や校舎老朽化で失われるのは建物だけでなく、地域に共有された記憶である。本研究では、解体が進む松山南高校の旧校舎や体育館、思い出の品を、スマートフォン用三次元スキャンアプリ、Blender、ウェブ表示技術を組み合わせて再現し、誰でも閲覧できる校舎メタバースを開発した。さらに双方向通信機能により、離れた卒業生や地域住民が同じ空間を訪問し、記憶を共有できる交流型の仕組みを設計した。加えて、同じ校舎モデルをUnity、煙データの軽量化、仮想現実端末へ展開し、火災時の煙の広がり、視界不良、避難判断を安全に体験できる防災学習教材を試作した。公開サイトは2026年1月に総閲覧数1500件、39か国からのアクセスを得た。大学、企業、地域と連携しながら高校生が情報技術を選択・統合し、文化継承と命を守る学習を結ぶ、低コストで他校展開可能な地域デジタルアーカイブの実践を報告する。