口頭5-E-32026年8月19日(水) 10:30 - 10:55会場:30402

大学BYOD環境におけるGIGAスクール世代の適応課題(続報)

長澤 直子(京都先端科学大学)

発表キーワード
大学BYOD
GIGAスクール世代
OSの違い

本報告では、GIGAスクール構想下でICT活用経験を積んだ大学新入生が、大学でのBYOD環境(PC利用)へ移行する際に生じる適応課題について、継続的な調査に基づき考察する。2025年度春学期開始時の予備的調査では、学生自身にOSの違いに対する不安は見られなかった。しかし、春学期終了時の調査では、OS特有の操作性を伴う電子ファイリングの知識欠如や、半数を超える学生のタイピング技能の低さが浮き彫りとなった。この結果は、新入生がPCをタブレット端末の延長と捉え、操作性や概念の違いを過小評価している可能性を示唆している。事実、2026年度の授業実践においてファイルとフォルダの階層構造・オペレーションを扱った際、多くの学生が強い困難感を示し、逐次的な操作メモに頼る姿が散見された。本報告では、これら高校・大学間の接続の溝を明確にし、初年次の情報リテラシー教育における指導の在り方を提案したい。