開催挨拶

2015PCカンファレンス 実行委員会
委員長 高井 正三
富山大学総合情報基盤センター 教授

標高3000mの北アルプス立山連峰を戴く,
海と山の幸多き富山へようこそ!

2015年3月14日、50年来の夢を運ぶ北陸新幹線が開通し、青い超特急「かがやき」号が東京・富山間を最速2時間8分で結びます。速いです。便利です。

これを契機として、2015年のPCカンファレンスは、「ひと・まなび・かがやき」という全体テーマで、北陸の地富山の富山大学五福キャンパスにおいて開催されます。実行委員会を代表し、皆様のご参加を心から歓迎致します。

 

歴史を創ってきたのは「人」であり、コンピューターの歴史も、Alan M. Turingが今日のコンピューターの原型となる「Turing Machine」を発表し、John Vincent Atanasoffと彼の助手で当時大学院生だったClifford E. Berryが世界最初のコンピューターABC(Atanasoff Berry Computer)マシンを発明し、John Presper EckertとJohn W. Mauchlyが最初の実用的なコンピューターENIACを開発。John von Neumannがプログラム内蔵方式を提唱しました。世界最初のマイクロ・プロセッサーIntel 4004は日本人の嶋正利が開発しました。その後PCが誕生し、Internetの普及とともに、数えきれないくらいの「人々」の努力によって、今日のようなICT社会へと発展してきました。すべての歴史は、「ひと」によって作られていくのです。このカンファレンスは、参加される「ひと」が主役です。

 

約2,500年前の論語に「<子曰>、学而時習之。不亦説乎。有朋自遠方来。不亦楽乎。人不知而不慍。不亦君子乎。」、「<子曰>、学而不思則罔。思而不学則殆。」とあります。

 

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」でご覧のように、松下村塾で吉田松陰の下で学ぶ久坂玄瑞や伊藤利助、高杉晋作なども、みんな「学び」から始まっています。

 

2015年PCカンファレンスでは、全国各地から、「光輝く」コンピューターとコミュニケーション技術の活用実践を紹介して頂き、ICT活用教育における様々な問題点や課題を出し合い、その具体的な解決策や解決方法を、小中高校や大学の先生方をはじめ、生協やICT企業の方々を含む、参加されたすべての方々と、自由闊達に意見交換し、議論し、一筋の「かがやく」光を見つける交流の場として、意欲的な皆様の、多数の参加をお待ちしています。

 

この機会にいろいろな分野の“ひと”と交流し、互いに“まなび”合い、光り“かがやく” コンピューターとコミュニケーション技術・技法・技能の活用実践を、あつい暑い“真夏の富山”を物ともせず、語り合いましょう!そして帰りは、黒部峡谷や立山連峰、能登半島、日本海、五箇山など、大自然をお楽しみください。