口頭3-A-52022年8月12日(金) 16:50 - 17:15会場:201A

流体応力・波動・熱概念の能動的深い探究-学制150年の実相・教訓・再創生による-

小林 昭三(新潟大学教育学部)

発表キーワード
ICT活用アクティブ・ラーニング
学制150年の実相・教訓・再創生
科学の簡易実験教育

コロナ禍中での遠隔的実験学習も可能なICT活用教育開発事例,科学の簡易実験を核心部に配置したICT活用アクティブ・ラーニング(AL)開発,の報告である。100円ショップ等の安価な素材を用い,簡易実験的な優位性と豊富なICT活用に適する,工夫に富む点などに特色がある。日常的な機器を用いた身近な簡易実験に最適な科学実験教材・機器を,簡易加工した「家庭的簡易流体・波動・熱の実験装置作り」の実践,遠隔学習教材の開発・能動的深い学び・探究授業の具体化した実践,等の報告である。学制150年(明治期が重点)の物理筆記や授業記録を読み解いた日本的簡易実験教育の進歩・停滞・教訓を現代的に再構成・再創成する研究報告でもある。