ポスター立ち会い時間:2023年8月18日(金) 13:40 - 14:40

4. ユーザの継続的な利用を促すタイピングゲームの開発とその効果の検証

渡邉 裕貴(芝浦工業大学)

発表キーワード
継続性
ゲームデザイン
タイピング

教育のICT化が進み、一定のタイピング能力を持つことが社会で求められつつある。しかしスマートフォンの普及により、若年層のパソコン離れが進み、タイピング能力は向上していないことが分かっている。そこで本研究では、タイピングを継続的に練習することを目的としたタイピングゲームを開発した。このゲームでは、ユーザは1分間でタイプする文字数の記録の向上を目指す。本ゲームはユーザのゲームプレイを継続させる手法として「ログインボーナス機能」と、プレイした報酬として本ゲーム内のユーザインターフェース(UI)のカスタマイズ機能を搭載する。これによりプレイヤーはゲームを自分好みにカスタマイズしながらプレイすることができる。ログインボーナス機能を搭載したゲームをプレイしたグループAと、同機能を搭載しないゲームをプレイしたグループBを比較した実験の結果、グループAの方がより継続してゲームを利用したことを確認した。