ポスター立ち会い時間:2023年8月18日(金) 13:40 - 14:40

8. アルゴリズムの理解とコーディングの学習支援 - 基本ソートの学習カリキュラム

土屋 孝文(中京大学工学部)

発表キーワード
再学習支援

情報系基礎科目「アルゴリズムとデータ構造」の学習には3種の領域知識、すなわち、対象問題のアルゴリズムの理解、アルゴリズムに対応するコーディング(プログラム生成)、プログラムの実行過程とアルゴリズムの対応(解答例となるプログラム解釈)の理解が相互に関係している。本研究は各領域について、多様な学習者に向けた支援環境の設計と運用を検討している。学習者の多くは、プログラミングの学習初期にあたり、カリキュラムを通じて、不完全で不安定な知識の再学習を繰り返しながら次第に各自の理解が進んでいくと考えられる。本発表ではアルゴリズムの理解とコーディングに関する学習資料と実践を報告する。例題プログラムに対する推論や操作を必要とするツールや、コーディングを方向付けるテンプレートの運用と実践について、基本ソートを例に報告し、多様な学習者への支援について議論したい。