ポスター立ち会い時間:2026年8月18日(火) 13:40 - 14:40

4. 論文執筆時の生成AIの活用に関する勉強会の試み

中川 健司(横浜国立大学)

発表キーワード
生成AIの活用
許容度
利用意向

生成AI(以下、AI)の研究利用が広がる中、AIによる実在しない文献の生成や不正確な引用といった問題が指摘されているが、現時点で論文執筆におけるAI利用の許容範囲は明確に定められてはいない。こうした状況を受け、筆者は論文執筆時のAI活用について考える勉強会を開催した。勉強会では、参加者が自身のAI利用状況を共有したうえで、具体的な利用事例について、それぞれのケースで「最終的な結論や考察が自分を通ったものと言えるか」について議論を行った。さらに、勉強会で十分に可視化できなかった各参加者の判断を整理するため、6つの利用方法についてフォローアップアンケートを実施した。その結果、定型作業の補助にAIを用いる方法は比較的許容される一方、内容生成に関わる利用には慎重な姿勢が示された。ここからAI利用の可否を根本的な大枠の議論だけで論じるのではなく、個別の利用方法に即した検討の必要性が示唆された。