2018 PCカンファレンス実行委員長
安藤新二 熊本大学先進マグネシウム国際研究センター 教授
熊本大学生活協同組合理事長
まず挨拶の初めに,一昨年4月の熊本地震に際して,各地区の大学生協および関係の方々より多くのご支援をいただいたこと深く感謝申し上げます.大学の業務はほぼ平常に戻っていますが,被災した建物の修復などはまだ継続中というところもあります.そのような中で,2018PCカンファレンスは,8月24日から26日まで,熊本大学黒髪キャンパスで開催することになりました.
さて今回のPCカンファレンスのテーマは,
「ひらめき ときめき はばたき」
です.昨年ぐらいから「AI」という言葉をよく聞くようになり,2017年は「AI元年」といわれています.そこで,これからAIの活用が盛んになると考えられますので,今年は「AI時代において人間とは何か,人の学びとは何か」を考える年だと考えました.学校で学生を教育し,社会で活躍できるようにすることはこれからも変わらないでしょう.しかしAIが活用されるようになると,現在,人が行っている仕事のいくつか,あるいは多くが不要になるかもしれません.そのような状況になることを考え,学校におけるこれからの教育はどうあるべきか,どのような学生を育てるかを議論しました.その結果,
様々な学びにおいて,また人との出会いや交流での「ひらめき」,
それを実現し,社会が変わっていくことを想像して「ときめき」,
それをモチベーションとして様々なことに挑戦して「はばたき」,
社会にイノベーションを起こすことは,人にしか出来ない,人ならではのこと,
ではないかとなりました.そこで,これらのことを教育で後押ししたいと考えます.もちろんこれらは,これまでの教育でも考えられていることといえますが,AIが活用される社会にでは,一層重要なことであると思います.
またこのテーマにはもう一つの意味があり,今回,熊本大学で開催するにあたり,熊本大学のコミュニケーションワードである「創造する森・挑戦する炎」,および震災復興における苦境の中で「ひらめき」,復興しさらなる発展をしていく熊本を想像して「ときめき」,新たな熊本を目指して「はばたき」,蒲島熊本県知事が唱える「創造的復興」に向かっている姿を見ていただきたい,という意味も重ねています.
なお九州ブロックでは,これまで九州PCカンファレンスを開催しており,今回は,熊本大学生協だけではなく,九州の各大学生協が協力した「オール九州」体制で実施するという試みも含んでいます.
8月は,いつもんごつなら熊本はたいぎゃなほめくて思うばってんが,いっぴゃ来なはっとばまっとりますばい.
(8月は,例年通りならば熊本は大変暑いと思いますが,多くの方の来られることをお待ち致します.)
2018PCConference
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