PとCから語るこれからの学習環境デザイン
8月13日(土)12:20〜14:00
企画中止のお知らせ
このたび企画していたセミナーにつきまして、登壇メンバーと共に対面でのワークショップを念頭に設計してきました。オンラインでの実施となるとかなりの内容変更を余儀なくされるために今回は「中止」という判断をさせていただきました。企画自体は非常に面白いものになっていますので対面が可能なタイミングでみなさまにお会いできればと思っています。(文責:関西大学・松下慶太)
コロナ禍でのリモート授業、GIGAスクールなどによる環境整備に加え、メタバースの展開などオンラインを通じた学習環境は拡大しています。それと同時に、教室やキャンパスで行われるオフライン経験のパワフルさは以前とはまた別の形での再定義や位置も検討されることになるのではないでしょうか。こうしたオンラインとオフラインが統合される時代に学習環境デザインはどういった営みになるのか?
PCカンファレンスという機会を活かして、先鋭的な実践を行ってきたゲストを迎えてみなさんとワークショップ形式でこれからの学習環境デザインを「P」と「C」から考え、語りたいと思います。PCがPersonal Computerであることはもちろんですが、「P」はPlayful, Projects, Peers, Passion, また「C」はCommunication, Collaboration, Creation, CurationなどさまざまなPとCがあります。みなさんの大事にしたいPとCは何ですか?
登壇者
上田 信行
同志社女子大学名誉教授、ネオミュージアム館長。1950年、奈良県生まれ。同志社大学卒業後、『セサミストリート』に触発され渡米し、セントラルミシガン大学大学院にてM.A.、ハーバード大学教育大学院にてEd.M.,Ed.D.(教育学博士)取得。専門は教育工学。プレイフルラーニングをキーワードに、学習環境デザインとラーニングアートの先進的かつ独創的な学びの場づくりを数多く実施。1996~1997 ハーバード大学教育大学院客員研究員、2010~2011 MITメディアラボ客員教授。著書に『協同と表現のワークショップ:学びのための環境のデザイン』(2010,共編著、東信堂)、『プレイフルラーニング:ワークショップの源流と学びの未来』(2013,共著、三省堂)、『発明絵本インベンション!』(2017,翻訳、アノニマ・スタジオ)、『プレイフルシンキング決定版:働く人と場を楽しくする思考法』(2020,宣伝会議)、など。
山内 佑輔
実社会と学びを繋ぐ授業をデザイン。ワークショップの手法をもちいて、子供たちのクリエイティビティを育む環境をつくりだす。
学校内では様々なアーティストや専門家、企業と連携した授業を実践。2020年4月から新渡戸文化学園へ移り、VIVITA株式会社と連携しVIVISTOP NITOBEを開設。「教室や教科、学年などの枠をなくし、教師も生徒も共につくり、共に学ぶ」を掲げ、新しい学びのあり方を模索したり、放課後の子どもたちの活動を拡張中。
学校外ではTechnology×Creative×Artをキーワードに各地でワークショップやイベントを展開。キッズワークショップアワード優秀賞を受賞。出張図工室プロジェクト「山と水の図工室」の活動では東京新聞教育賞を受賞。その他にも、地域と連動した創造型プロジェクトに複数携わる。二児の父。
進行役
松下 慶太
関西大学社会学部教授。1977年神戸市生まれ。博士(文学)。京都大学文学研究科、フィンランド・タンペレ大学ハイパーメディア研究所研究員、実践女子大学人間社会学部専任講師・准教授、ベルリン工科大学訪問研究員などを経て現職。専門はメディア論、コミュニケーション・デザイン。近年はワーケーション、デジタル・ノマド、コワーキング・スペースなどメディア・テクノロジーによる新しい働き方・働く場所と若者、都市・地域との関連を研究。近著に『ワーケーション企画入門』(学芸出版社、2022)、『ワークスタイル・アフターコロナ』(イースト・プレス、2021)、『モバイルメディア時代の働き方』(勁草書房、 2019、 テレコム社会科学賞入賞)、分担執筆に「Reconfiguring Workplaces in Urban and Rural Areas」(Mascha & Caroline 2021)など。
https://www.matsushita-lab.com/