ポスター立ち会い時間:2023年8月18日(金) 13:40 - 14:40

6. アナログとデジタルを比較する教材の開発 ― 表面実装によるライントレーサーの小型化 ―

加藤 良将(名古屋芸術大学)

発表キーワード
アナログ
デジタル
プログラミング

進む現代社会は、高度に情報化された社会であり、人と人、人とモノ、モノとモノ間でコミュニケーションが可能となっているが、それは基本的にデジタル化の恩恵であるため、情報の科学的理解に基づいた状況判断能力が不可欠である。我々は、デジタル化について少しでも実感を持って理解できるように、それぞれがアナログ回路とデジタル回路で構成された同等の機能をもつライントレーサーを開発している。本研究では、そのライントレーサーを安価な部品で手作業のはんだ付けで組み立てることが可能なまま、表面実装部品の使用とギアードモータの配置等を改良し、さらに小型化することで、A4サイズのコースで走行させることを可能とした。そのため、学校現場におけるA3サイズ程度の机が確保できれば、一人に一台ずつ使いながらプログラミング等の実践も十分可能で、学ぶための省スペース化により様々な場面で活用できる教材としたので報告する。