初等中等教育段階におけるデータサイエンス教育
8月23日(土)14:15〜15:55[会場:教育学部第一講義棟 204]
デジタル技術の発展や生成AIの本格的な普及に伴い、データ分析・活用が求められる場面が急速に増大する中、データサイエンス人材の不足が懸念されています。社会の要請に対応すべく統計教育やコンピュータサイエンス、データサイエンス教育の体系化が進められ、全国の大学では数理データサイエンス教育の取り扱いと人材育成が進められています。初等中等教育段階でもデータサイエンスを扱う学科の設置や総合的な探究の時間でのデータサイエンス教育の取り扱いなどの対応、さらに高大接続教育の実施によりデータサイエンス人材育成が進められているところです。
高等学校の新学習指導要領において数学科の統計・データ分析単元が拡充されたこと、新設された必履修科目「情報Ⅰ」でのデータ活用、選択科目「情報Ⅱ」でのデータサイエンス教育の展開など教育現場に大きな変革をもたらしています。本セミナーでは、先進的な学校の取り組み事例から、データサイエンス教育を取り巻く現状を踏まえ、初等中等教育現場での統計教育及びデータサイエンス教育のあり方や高大接続教育について、議論していきたいと思います。