8月19日(土)12:20〜14:00

コロナ禍でのリモート授業、GIGAスクールなどによる環境整備に加え、メタバースの展開などオンラインを通じた学習環境は拡大しています。それと同時に、教室やキャンパスで行われるオフライン経験のパワフルさは以前とはまた別の形での再定義や位置も検討されることになるのではないでしょうか。こうしたオンラインとオフラインが統合される時代に学習環境デザインはどういった営みになるのか?先鋭的な学習環境デザインを思考、実践してきたゲストを迎えてワークショプ形式で展開したいと思います。

PCカンファレンスという機会を活かして、ゲストを含めて参加者みなさんでこれからの学習環境デザインを考える「P」と「C」を考え、語りたいと思います。PCがPersonal Computerであることはもちろんですが、「P」はPlayful, Projects, Peers, Passion, また「C」はCommunication, Collaboration, Creation, CurationなどさまざまなPとCがあります。みなさんの大事にしたいPとCは何ですか?


ゲスト


上田 信行

同志社女子大学名誉教授、ネオミュージアム館長。1950年、奈良県生まれ。同志社大 学卒業後、『セサミストリート』に触発され渡米し、セントラルミシガン大学大学院 にてM.A.、ハーバード大学教育大学院にてEd.M., Ed.D. (教育学博士)取得。専門は教育工 学。プレイフルラーニングをキーワードに、学習環境デザインとラーニングアートの 先進的かつ独創的な学びの場づくりを数多く実施。1996~1997 ハーバード大学教育大 学院客員研究員、2010~2011 MITメディアラボ客員教授。著書に『協同と表現のワーク ショップ:学びのための環境のデザイン』 (2010, 共編著、東信堂)、『プレイフルラーニ ング:ワークショップの源流と学びの未来』(2013,共著、三省堂)、『発明絵本 インベン ション!』(2017, 翻訳、アノニマ・スタジオ)、『プレイフルシンキング決定版:働く人と 場を楽しくする思考法』(2020, 宣伝会議)、など。

neomuseum のウェブサイト


山内 佑輔

新渡戸文化学園VIVISTOP NITOBEチーフクルー/ワークショップデザイナー/東京造形大学非常勤講師/東京学芸大学大学院 教育支援協働実践開発専攻修士課程

1982年東京生まれ。明治大学を卒業後、大学職員、公立小図工専科教員を経て現職。共創、プロトタイピングをキーワードに子どもと大人が共に考え、共に学ぶ環境づくりに取り組む。学校と社会を結び、さまざまなアーティストや専門家、企業と協働した教育活動を実践。学校に勤務しながらも、ワークショップデザイナーとして複数企業とも協働するパラレルワーカー。2021年、キッズデザイン賞最優秀賞。2022年、Podcast「山あり谷あり放送室」JAPAN Podcast awardウェルビーイング賞ノミネート。


進行役


松下 慶太

関西大学社会学部教授。1977年神戸市生まれ。博士(文学)。京都大学文学研究科、フィンランド・タンペレ大学ハイパーメディア研究所研究員、実践女子大学人間社会学部専任講師・准教授、ベルリン工科大学訪問研究員などを経て現職。専門はメディア論、コミュニケーション・デザイン。近年はワーケーション、デジタル・ノマド、コワーキング・スペースなどメディア・テクノロジーによる新しい働き方・働く場所と若者、都市・地域との関連を研究。近著に『ワーケーション企画入門』(学芸出版社、2022)、『ワークスタイル・アフターコロナ』(イースト・プレス、2021)、『モバイルメディア時代の働き方』(勁草書房、 2019、 テレコム社会科学賞入賞)、分担執筆に「Reconfiguring Workplaces in Urban and Rural Areas」(Mascha & Caroline 2021)など。

https://www.matsushita-lab.com/