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2005 PCカンファレンス 実行委員会事務局
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論文集 セッション別一覧(分科会タイムテーブル) 詳細

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開催日時別一覧

上の開催日時に対する会場は下記の通りです.

D. 教育方法論

13:20 - 13:45 先端人財育成における教授法 PDF File
先端的な高度専門職人財とは何か、どうすれば育成できるのか。知財マネジメントに おける事例をもとに考察を行なう。まず、先端人財とは、知財マネジメント領域自体 の三つの特徴から導き出される。第一に、科学技術、知財法務、経営の三領域が重な る融合領域であること。第二に、先端的であるがゆえに不確かで流動的な領域である こと。第三に、「唯一の正解」のない領域であること、である。一方、高度専門職と は個別具体的な状況に対処できる「多様な戦略的選択肢」を修得していなければなら ない。そこで、従来の確かめられ・体系化された知識を順序立てて教えるという「知 識伝授モデル」では限界があり、「学習支援型モデル」や「互学互修型モデル」等が 有機的に構成された教授法が用いられる必要がある。本報告では、これらの議論を整 理し、新たな知見を紹介すると共に、メディアの活用モデルとの関係にも議論を展開 したい。
登壇者妹尾 堅一郎(東京大学先端科学技術研究センター)
13:50 - 14:15 情報技術の教育利用に対するメディア論的視点 PDF File
情報技術の教育利用は,常に密接な関係にあった。しかしながら,それが利用される学校・教室という空間そのものへの関心は驚くほど低かったのではないだろうか。 今日におけるコンピュータ・インターネットの教育利用に関しても,技術的な研究・教育実践はこれまで数多くなされてきた。その背景には情報技術による教育への働きかけを重視する姿勢がある。 当然,技術的な働きかけは無視できない。しかし,このレポートでは,そのような技術決定論的な視点ではなく,それが利用される環境への視点を強調する。というのも,技術はそれ自体で独立しているものではなく,常にそれが利用される環境によっても大きく影響されているからである。 具体的には,教室という空間の成立に関して歴史的に見直し,教室における情報伝達の中心である教師をひとつのメディアと位置づけ,メディア環境としての教室という見方を示し,教育における情報技術の捉えられ方について考察を加える。
登壇者松下 慶太(京都大学文学研究科)
14:20 - 14:45 教育における「スローコンピューティング」の宣言と活動 PDF File
スロー(slow)とはゆっくりという意味であるが、ただ 時間的に遅いというだけではなく、スローフードやスロ ーライフ運動で主張されているように、効率や便利さ優 先の人間活動や生活スタイルを見直し、人間らしさを取 り戻すことを含意している。  IT社会におけるコンピュータ/インターネットの開発と 利用は、何よりも高速であること、高効率化を第一目標 としている。しかし、ここで言う「スローコンピューテ ィング」とは、社会の情報化を加速させるのではなくあ えて減速させることで、また、われわれの生活をコンピ ュータやインターネットからあえて距離をおくことで、 効率第一主義でない人間活動を取り戻すことを意味して いる。 初等中等教育や(特に日本の)大学の一般教育ではコン ピュータの利用は「スローコンピューティング」で差し 支えないことを述べ、教育における「スローコンピュー ティング」を宣言し、それに基づく具体的な活動を提案 する。
登壇者綾 皓二郎(石巻専修大学・理工学部)

所属は2005年4月15日現在のものです.

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