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2005 PCカンファレンス 実行委員会事務局
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論文集 セッション別一覧(分科会タイムテーブル) 詳細

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開催日時別一覧

上の開催日時に対する会場は下記の通りです.

D. 情報デザインとデザイン教育

9:30 - 9:55 デザインとネットワークの実践報告 PDF File
中学2年生のクラスで情報を担当、Wordのグラフィック機能を学ぶ単元で自宅周辺の地図を作成する際、地図記号やマークなどをペイントで一人3個作成し、共有フォルダに保存し、友人の作ったマークも利用して各自の地図を仕上げる計画を立てました。 PCの操作経験の少ない生徒には「ペイント」で楽しみながらPCに慣れる目的と、デザインスキルの高い生徒は、その能力を高め発揮すること、また、クラス全体で沢山のマークや記号を蓄積して、シェアすることを通して協力とマナーを学ぶ、そこから、ネットワークの考え方につなげる、という目的で計画し、実行した授業の実践報告です。 自作のマークを友人が使ってくれた喜びから、著作権の話ができたました。また、インターネットは見えない相手を尊重しながら互いに気持ちの良いマナーやモラルが暗黙のルールであることを学びました。 私の経験をご紹介し、他の先生方からの改善案やご指導もいただきたく、発表したいと存じます。
登壇者辰島 裕美(アクティブスタッフ)
10:00 - 10:25 ポスターデザインにおける模倣と応用 PDF File
DTP技術の進歩により、様々な“デザイン”が満ち溢れている。授業では、操作方法の習得、テクニック、知識の習得に重点を置く傾向にある。そのような中、「デザインの授業で学ぶべき本質は何か」疑問を持つようになった。本校では、Photoshop、illustratorなどを使い作品の制作を行っている。我々素人は、発想力、感性といった部分がどうしても疎かになりがちである。本校では、ロゴ、配色、写真、図、レイアウトなどの力がつくように、沢山のすばらしい作品に触れさせ、基本的な構図を学習する。更に、“ものまね”から入るというアプローチを行った。その後、技術的な部分を取り入れ、独創的な作品づくりを行う。本校では芸術的なデザインの模倣と折衷をたくさん繰り返すことにより、感性と技術の両面を伸ばすきっかけとなった。本校で取り組んだ内容について報告する。
登壇者樋口 寿昭(八戸工業大学第一高等学校)
共著者工藤 雅成(八戸工業大学第一高等学校) ,田嶋 忍(八戸工業大学第一高等学校) ,田名部 俊成(八戸工業大学第一高等学校)
10:30 - 10:55 ツールを用いた3次元CGの教育実践 PDF File
京都女子大学2回生を対象にしたCG実習授業について報告する。一般情報教育に位置づけられた科目であり、CGを専門としない学生が対象であるため、プログラミングではなくツール(iShade・myShade)を利用した。画像処理ソフト(PhotoShop Elements・PaintShop Pro)を用いた画像処理、ツール(iShade・myShade)を用いたモデリングとレンダリング、GIFアニメーション作成を実習し、作成したGIFアニメーションの発表会を実施した。また実習と並行してCG検定3級レベルに相当するCGの解説も行い、検定試験3級レベルの試験も実施した。授業を単なるツールを用いたお絵描き実習ではなく一般情報教育の授業とするために何を扱うべきか、学生に何を理解させることが可能かについて述べる。従来のリテラシー教育にCG教育を加えることによって、学生はコンピュータへの科学的理解を深め、より多くの可能性を感じたようである。
登壇者矢島 彰(大阪国際大学経営情報学部)
共著者江見 圭司(金沢工業大学情報フロンティア学部) ,水野 義之(京都女子大学現代社会学部)
11:00 - 11:25 マルチメディア教育におけるデザインの基礎 PDF File
高校における教科「情報」や、大学における情報の基礎教育の中で、 Wordなどを使った文書レイアウトや、図の作成が指導されている。 しかしながら、教員も含めて、デザイン的な基礎を無視した形で 教育がなされている場合が多いのではないだろうか。人が読みやすい レイアウトや、図の描画方法があり、情報デザインという分野も 確立されている。ここでは、これまでデザインの基礎教育を大学の 授業の中で行なってきた経験から、マルチメディアを扱う上で 教えるべき必須の事項は何であるか提案し、議論する。また、 Macintoshがそのような情報デザインに従った表現物の作成環境 として優れているかも報告する。
登壇者箕原 辰夫(千葉商科大学政策情報学部)
11:30 - 11:55 目的と実践の符合を〜ホームページ作成を例に〜 PDF File
教育とは人を育てるものである。「どのような人を育てるのか」という教育のビジョンに沿って教育目的が決められ、その教育目的に従って授業の実践内容が定められる。この流れは、いかなる教育においても基本となるものである。 では、情報教育およびコンピューターを利用した教育において、こうした流れにきちんと基づいた授業は実践されているだろうか。もし必ずしも実践がスムーズでないとすれば、それはコンピューターという機器・メディアの歴史の浅さや、それ自体に教育者が不慣れであることも関係しているだろう。実践の問題を解決するためには、教育の根本に立ち返って授業を捉え直し、コンピューターに振り回されないことが重要となる。 発表者はホームページ制作を本業としている。ホームページ作りを行う授業を想定し、教育のビジョンと教育目的の設定、それに沿った授業の一例を提示し、関係者が議論を深める契機としたい。
登壇者角南 北斗(フリーランスのウェブデザイナー)

所属は2005年4月15日現在のものです.

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