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2005 PCカンファレンス 実行委員会事務局
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論文集 セッション別一覧(分科会タイムテーブル) 詳細

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開催日時別一覧

上の開催日時に対する会場は下記の通りです.

D. 教育実践と評価

9:30 - 9:55 遠隔での研究支援における週一チャットの役割 PDF File
当通信制大学院では、学生がそれぞれの職場で実験を行ったり、授業を実践しながら研究を進めていく。直接教員と対面する機会が少なく、実験の組み方やデータのとり方、分析の仕方などをネット上で議論していく必要がある。本研究は、そのような研究指導に対して、特に週1回定期的に電子ゼミとして使用しているチャットがどのような役割を果たしているかを考察する。 ネット上で議論するためのツールとして、他に掲示板、メーリグリストがあり、チャットのログデータ、掲示板の研究に関する記事、研究の進め方に対する学生へのアンケートを元に検討した結果、チャットでは、推敲された掲示板上の記事とは異なり、考えがまとまる以前の経過を外化する発話が多く、相互作用を引き起こしやすくなっており、アイディアを提供する機会がより多くみられた。しかし、相互作用をうまく起こすためには、事前にデータを共有しておくなど、掲示板とうまく連携を取る必要があることも示唆された。
登壇者上谷 佳誉(中京大学通信制大学院)
10:00 - 10:25 専門科目のIT化における情報担当教員の役割 PDF File
栄養士法が2002年に施行され、管理栄養士・栄養士養成施設では、カリキュラムの改正が義務づけられた。その改正の重点の1つは、情報技術(IT)の導入であった。 教養的なコンピュータリテラシーだけでなく、積極的に専門科目の中にコンピュータスキルを高める授業内容が要求される。 しかし、実際の授業運営上は、担当教員の考えが大きく影響し、伝統的な授業から抜け出せないことがある。また、IT化に興味をもってもやり方がわからないということもある。 筆者は、専門科目の共通担当者として半期の授業を担当し、統計処理部分を受け持ったが、対面授業の中で、Power Pointを活用して授業を進めるだけでなく、授業内容をWeb上に載せる、掲示板で意見交換をする、小テストの回答をメールで送信するなどコンピュータの多様な活用方法を試みた。 その際の学生の反応や成果、および、反省点などを踏まえ、今後のIT化進めるための示唆を得たので報告する。
登壇者原田 昭子(兵庫大学)
共著者近藤 美樹(兵庫大学TA) ,鈴木 生(兵庫大学元TA)
10:30 - 10:55 PC利用科目における表現と評価 PDF File
PCを利用した教科の中には、ツールとしてのPCやアプリ ケーションのテクニカルな利用能力の習得を到達目標におく ものがある一方で、それを使って作り上げられた作品やコン テンツの完成度の向上を目標におく科目がある。到達目標は 教員による成績評価の基準となるものであるが、後者のよう な教科でも技術的な指導を行う教員がそのまま「成果」の評 価を行うケースが少なくない。本報告では、こうしたケース での評価の妥当性や客観性の確保という問題をとりあげる。
登壇者吉井 利眞(秋草学園短期大学)
11:00 - 11:25 形成的テストにおける解説を提示する時期に関する一考察 PDF File
本研究は,形成的テストにおける解説の与え方について考察したものである.解説は,従来,テスト実施後に与えることが一般的であった.しかし,理解が不十分である学習者ほど,見直さなければならない内容は増える傾向にあり,学習意欲は低下する状況に陥りやすい.そのため,理解が不十分である学習者ほど解説を良く聞き理解を修正する必要があるにもかかわらず,それを行うことは容易ではなくなる. 本研究は,学習者が誤答であった問題に対する理解の修正を円滑に行うことができるようにすることを目的とする.本稿では,解説を与える時期に着目し,(1)解説をテスト実施後に与える(2) 解説をテスト実施中に与える場合について比較を行った.なお,解説をテスト実施中に与える場合には,(A)問題を解く手助けとして出題文中にあらかじめ表示しておく(B)学習者が解説を要求した時に表示するシステムを構築し,その効果について述べる.
登壇者森田 直樹(東京工業大学)
共著者田畑 忍(皇學館大学) ,北 英彦(三重大学工学部)
11:30 - 11:55 eラーニングのWebデザインに関する調査 PDF File
非同期型e-Learningは,時間的・空間的な限界を解消し,従来の対面講義に比べて学習機会を拡大することが可能である.一方、非同期型e-Learning受講の際には,受講者は長時間にわたってWeb教材を自学自習することになる。このためWeb教材は、受講者の学習意欲を維持しつつ,教材内容の理解を促進できる表現が求められる。さらにe-Learningは、本・ノートを用いた従来からの学習とは異なり、教材提供側で規定した手順に従って操作しなければならない。そのため、教材内容の充実に加え、Webコンテンツデザイン手法が重要となる。本稿では、国内で公開されている教育用Web教材の講義画面を対象とし、GUIデザインの観点から評価基準を設定し,評価項目に基づきWeb教材の受講を通して定性的・定量的に評価を行った.その結果,教育用Webデザインにおいて見易さ・わかり易さ・使いやすさ等のユーザビリティに関する評価点等を示した。
登壇者貝瀬 雅則(長岡技術科学大学)
共著者中平 勝子(長岡技術科学大学) ,福村 好美(長岡技術科学大学)
12:00 - 12:25 情報教育におけるプログラミングの活用 PDF File
情報教育におけるプログラミングの活用事例と効果について紹介する。これま で5年間にわたり、教育用のプログラミング言語(ドリトル)を開発し、小学校 から大学までの情報教育の中で活用を進めてきた。その結果、プログラミング が情報教育の中で大きな学習効果があることを確認するとともに、生徒の発達 段階や予備知識などによって扱う題材を工夫することの重要性を再認識した。 今回の発表では、小学校の総合的な学習の時間から大学における情報リテラシー までの授業の中で、プログラミングを活用した事例とその効果について紹介し たい。
登壇者兼宗 進(一橋大学)
12:30 - 12:55 SIEMアセスメント尺度を活用したプログラミング入門教育 PDF File
18歳人口の減少や学力低下が深刻な社会問題となる中, 大学入試の多様化に伴って学生も多様化するようになった. これまで実施してきた画一的な授業形態を維持することは 困難となり,多様化した学生に合った教授内容と教授方法 を考え直す必要がある.東京電機大学情報環境学部では, 学生のモチベーションに着目し,Java言語を対象とした プログラミングの入門教育を対象に,認知心理学に基づ いた学習理論によるシステマティックな情報教育メソッド (SIEM:Systematical Information  Education Method)を作り上げた. モチベーションの時系列評価を過去3年間実施した結果, どのようなプログラミング入門教育においても利用可能 な,SIEMアセスメント尺度を完成した.本レポート では,学生のモチベーションを客観的に測定できること を示し,その要因分析結果を授業に反映することによって, 授業改善できることを述べる.
登壇者土肥 紳一(東京電機大学情報環境学部)
共著者宮川 治(東京電機大学情報環境学部) ,今野 紀子(東京電機大学情報環境学部)

所属は2005年4月15日現在のものです.

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