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2005 PCカンファレンス 実行委員会事務局
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論文集 セッション別一覧(分科会タイムテーブル) 詳細

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開催日時別一覧

上の開催日時に対する会場は下記の通りです.

E. 情報倫理とセキュリティ

9:30 - 9:55 Webテストを用いた情報倫理教育 PDF File
早稲田大学では情報倫理教育の一環として2002年度よりWebテストを利用している.このWebテストは本学で発行している"PC・ネットワーク利用ガイド"を基にしており,ガイドを見ながら回答することで誰にでも回答可能なものになっている.また,正答,誤答がその場で表示され,解説も示されて合格するまで何度でも受験可能な形式になっている.このような形式にした目的は,テストを受験し合格するためにでガイドを読み,解説を読むことで情報倫理に関する知識を得られるようにするためである. Webテストの対象は主にコンピュータ並びにネットワークの不適切利用者だが,これらのユーザに対して上述の形式のWebテストを実施することの意義並びにテストの現状に関して説明する.
登壇者齋藤 朗宏(早稲田大学メディアネットワークセンター)
共著者三橋 大輔(早稲田大学メディアネットワークセンター)
10:00 - 10:25 早稲田大学における学内ネットワークセキュリティ保全について PDF File
早稲田大学では研究室等の学内諸機関に教育・研究の目的に限って自主管理ネットワークを認めているが,そのセキュリティ保全にはいまだ多くの課題がある.この対策として,本学ではネットワーク管理者(教職員、学生)向けにセキュリティセミナーを開催し、管理者のセキュリティ技術向上に取り組んできた.しかし,近年の不正アクセス手口の高度化やワーム被害の大規模化等を考慮し,2004年度より脆弱性チェックツールによるリスク診断の試みを始めた.具体的には,自主管理ネットワークの年度更新手続きの際に,脆弱性チェックツールによる診断を行い,数値化されたリスクに基づいてセキュリティレベルの把握を行う.そして、リスクがある一定以上のネットワークに対しては個別にセキュリティ対策の指導を行うことによって、効率的なセキュリティレベル向上を目指すものである.本稿ではこのような早稲田大学における取り組みについて,実例を交えて紹介を行う.
登壇者小泉 大城(早稲田大学メディアネットワークセンター)
共著者新城 直樹(早稲田大学メディアネットワークセンター) ,若林 久芳(早稲田大学メディアネットワークセンター)
10:30 - 10:55 本学での情報セキュリティポリシー策定と施行 PDF File
昨年夏、お茶の水女子大学においてもようやく情報セキュリティポリシーが策定・施行され、それに則った学内ネットワークの利用の手順が定められた。そして、平成16年度末現在、新しいセキュリティ体制への年度内の移行を目指して機器の更新を含むネットワークの構成変更をおこなっているところである。本発表では、本学における情報セキュリティポリシーと、情報および情報機器、とくにネットワークの利用ルールを紹介する。また、発表者の所属する総合情報処理センターは、学内のネットワークを管理する部局であり、大学全体のセキュリティ見直しについての管理者側からの顛末を報告する。
登壇者浅本 紀子(お茶の水女子大学)
11:00 - 11:25 ヨーロッパに見る情報教育 PDF File
OECDは2002年に、「セキュリティ文化」の醸成を目指した、 「セキュリティに関するガイドライン(9原則)」を制定した。 OECDの目指す「セキュリティ文化」とは、「情報システム及び ネットワークを開発する際にセキュリティに着目し、また、 情報システム及びネットワークを利用し、情報をやりとりするに 当たり、新しい思考及び行動の様式を取り入れること」である。 このガイドラインの認識は、先進の情報化社会では、もはや、 ハードウェアやソフトウェアなどの個別的技術的なことがらを 超えて、それらが複合的に関連しあって生み出される情報社会 そのものの質を問う時代に入っているとことを示している。 そのような社会(文化)とはどのようなもので、そこでの 教育はどのようなものであるかを、ヨーロッパを視察して 得た情報等を踏まえて論じ、これからの教育の有り様を 考えてみたい。
登壇者大窪 嘉壽(青森公立大学)
11:30 - 11:55 討論会から見えること PDF File
自宅のパソコンを使っての 掲示板への書き込み事件に対して、 全学(1年から4年)でクラス単位での討論会が開かれた。 討論の報告から、討論会自体を意味なしとするものから 意義があるとするまで、いろいろな考え方が あることが明らかになった。 報告の形態が統一されておらず、定量的な 取り扱いはできないが、主に情報教育の面から 定性的な取り扱いであるが、報告してみたい。 それに関連して、大学の教育用ネットワークを 利用した場合、だれがどこに接続しているかの ログが残っていることを利用して、 学外へのアクセス状況を調査したので それも報告する。
登壇者榊原 正明(鳥取大学工学部)
12:00 - 12:25 地理・情報合同授業 ―レポート作成と著作権、およびその評価― PDF File
日本女子大学附属高等学校の情報科は必修2単位のうち1単位を情報科以外の各教科の授業の中で分散して履修するカリキュラムとなっている。1年生の地理の時間には「くにしらべ」というタイトルで各自が国を1つ決めて調査を行い、レポートを作成するという内容で情報科との合同授業が行なわれた。この授業には情報科的な要素として、インターネットを通じた情報検索、コンピュータを使った情報の処理と統合、文献参照など著作権に配慮したレポートの作成などの項目が含まれている。提出された8クラス分のレポートからは様々な特徴を読み取ることができたが、ここでは特に、高校1年生に著作権や文献参照の意味を理解させることの難しさについて述べたい。また、2クラス分のレポートについては2人の教員が独立に評価を行った。教員による評価の違いがどのような点に現れるか、適切な評価のポイントとはどのようなものであるか考察し報告する。
登壇者平井 俊成(日本女子大学附属高等学校)
12:30 - 12:55 学校における大脳活性度測定の倫理的課題 PDF File
本学と独立行政法人電子航法研究所との共同研究により、人 の疲労あるいは大脳活性度を、被験者の発話音声を録音し、 それをカオス理論に基づきコンピュータ解析することで、既に 測定・評価可能である。本学附属学校での実験結果と、他に実 施した実験結果を合わせると、加齢による影響が解析により得 られる指数値について認められる。また、様々に実施した結果 から、性差から生じると考えられる指数値特性も観察される。 近年、われわれの発話音声による疲労あるいは脳活性度測定の 研究は、幅広い分野、例えば事業所における機械安全運行管理、 医薬品の開発、保険等金融商品の開発への応用が試みられるように なった。また、学校等においてのこの種の実験、研究を進める にあたっては、固有の問題が指摘されることもある。本報告で は、このような現状を踏まえて、研究の倫理的諸問題について、 特に情報倫理の視点から考察する。
登壇者高藪 学(東京学芸大学)
共著者塩見 格一(独立行政法人電子航法研究所)

所属は2005年4月15日現在のものです.

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