2004 PC Conference
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分科会(所属は2004年4月5日現在のものです)

1 バーコードリーダーを用いた出欠管理システムの制作と運用 / 綾 皓二郎 [ 石巻専修大学 ]
講義を担当する教員は履修学生の出欠状況を常に把握し ておくことが求められているが、出欠管理の煩わしさと 負担にいつも悩まされてきた。この問題を解決するため に、学生証にバーコードが付いていることを用いて、バ ーコードリーダーと表計算ソフトをインストールしたパ ソコンを使用した出欠管理システムを、今回卒業研究と して制作した。この出欠管理システムを4月の新学期か ら実際の講義で本格的に運用する予定である。本報告で は本システムの制作過程と運用結果について報告する。
 
2 ユーザ参加型コンテンツによる教育支援 / 鈴木 紀一 [ 東京学芸大学 ]
「Wikiクローン」を利用して、インターネット・ホームペ ージ上でのユーザ参加型コンテンツ作成システムの構築例 を示しつつ、教育への応用について提案を行う。通常、学 校あるいは教室で行われているグループ学習が、ネットワ ーク上に実現した仮想的なグループ学習空間における、学 校あるいは教室という狭い枠を越えてのコラボレーション の可能性をもつこととなり、このことが学習支援にいかに かかわれるかについての考察を行う。
 
3 地球のみんなに笑顔を 〜高速通信を活用した小学校総合〜 / 齋藤 聡 [ 山形県鶴岡市立朝暘第二小学校 ]
光通信が可能となった環境で、テレビ会議システムを活用した小学校6年「総合」の実践。「国際理解系」「未来科学系」の2つのコースから児童が選択し学習した。「国際理解系」はバングラディシュの学校と歌や踊りなどを通じて交流。「未来科学系」は、ロボットを作って岐阜県大垣市の子ども達と交流した。最後に2つのコースが交流し、世界の格差に気づいたり、「労働」が共通項として浮かび上がり深く考えたりした。情報機器を活用しながら、その背後にいる“人”とどう関わらせ、何を学習させるかを共に考えていただきたい。
 
4 ケータイを利用した授業評価と評価結果の公開及び活用 / 大塚 一徳 [ 長崎県立大学 ]
本研究では,Webを利用したケータイによる授業評価シス テム(大塚 他,2003)を特定の講義科目において毎回の 授業において運用し,授業評価結果をWeb上で公開し活用 した実践研究について報告する.学習者自身や他の学習 者の授業評価結果閲覧サイトにどのようなアクセスがあ ったのか,授業評価結果の公開は学習者にどのように役 立ったのか等についてアクセスログや学習者自身の授業 評価結果から分析を行い,ケータイを利用した授業評価 システム及び評価結果の公開について検討する.
 
5 ソフト作成授業の意義と学生の反応 / 原田 昭子 [ 兵庫大学 ]
Accessを利用して栄養価計算ソフトを作成する授業を行ってきた。授業期間が半期であるためと情報を専門にしない学部の学生が対象であることから、テーブルとリレーションは教員が準備し、学生は、フォームやレポートのデザインを変更することとボタンによるオブジェクト移動を設定し、ユーザーフレンドリーなソフトにすることを目的とした授業形式とした。これによって多くの学生はソフトを作る楽しさが経験できた。
 

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