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2005 PCカンファレンス 実行委員会事務局
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論文集 セッション別一覧(分科会タイムテーブル) 詳細

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開催日時別一覧

上の開催日時に対する会場は下記の通りです.

4. e-ラーニング

1 大学教育におけるIT初学者支援教材の作成 PDF File
これまで大学教育における情報技術の初期学習者向け教育支援プログラム構築のための基礎研究として、北海道工業大学情報デザイン学科2003〜2005年度入学者に対するアンケート調査を行い、ITリテラシーの定量化と講義等による能力の向上度合いを分析してきた。今回は、2005年度入学者の分析を中心に報告する。その結果、年々、同一入学年度内の初期ITリテラシー格差が広がっていること、また、入学直後2〜3ヶ月の学習が重要であるということがわかった。これらの結果を踏まえ、ITリテラシー下位層への学習効果引き上げと上位層への学習意欲の引き出しを考慮した講義内容の復習用教材として、e-Learning用コンテンツの作成を行うこととした。
登壇者片桐 実穂(北海道工業大学)
共著者大堀 隆文(北海道工業大学)
2 「学習者にやさしい」WBTシステムの開発 PDF File
筆者らは、授業内外での学習者の自律学習を促し、同時に、作成者にとって平易で低コストの教材開発を目標とする英語教育を中心としたWBTシステムWebITsを開発・運営している。 本年度は利用者である学生からの意見調査を重視し、多数寄せられた意見を土台として、学習者が使い易いと感じ、自律的に学習を行う意欲をより高めるようなWEBデザインに改良した。例えば、学習者自身の学習履歴を遡り、教師が許可した範囲内で記録の削除・再提出を認めた。 また、学習者個人の学習進捗度・課題提出状況・採点状況等を閲覧可能な個人管理機能を実装した。この管理機能を通じて学習者自身が自分の理解度を認識することを助け、さらに、学期途中の評価を段階的に提示し、学習の質を向上させるため、管理画面やE-mailによって、教師からのアドバイスを行うフィードバック機構を実装した。このシステムの概要と授業効果を報告する。
登壇者越智 徹(広島国際大学)
共著者倉本 充子(広島国際大学)
3 高専物理教育におけるVODを利用したeラーニングの取り組み PDF File
学生の物理科目の学習の改善として、一昨年から物理の講義をビデオに録画し、eラーニングシステムとVODを利用して、ネット配信の準備を行っている。 また、学生に利用してもらい学習の改善を計ろうと取り組んでいる。 その問題点や成果について報告したいと考えている。
登壇者布施 雅彦(福島工業高等専門学校)
4 無線LANと携帯型PCを用いるe-Learning環境の構築 PDF File
金沢大学においては2006年度に向けて,全学情報基礎教育カリキュラムの見直しを行い,e-Learningを用いた,“いつでも,どこでも”学べる環境を構築し,リテラシー教育から一歩進んだ情報教育を行うことを計画している.執筆時点において,2006年度前期に「情報基礎」を新入生向けに2単位の必須科目として開講することが決定されている.その授業は全15コマのうち,最初の3コマは総合メディア基盤センター教員により,“情報倫理とネットワークセキュリティ”の講義,引き続いて2コマ,図書館の教職員による情報検索の授業が行われる.残りの10コマについては,各学部がそれぞれ必要としている情報基礎教育を行う.本レポートでは「情報基礎」の教育環境に的を絞って,ハードウェアに関しては,LMS,携帯型PCおよび無線LANで構成するe-Learningシステムについて報告し,教材については開発した“情報倫理とネットワークセキュリティ”について報告する.
登壇者松本 豊司(金沢大学総合メディア基盤センター)
5 Web環境における商業検定試験のための教材開発 PDF File
商業高校では主な検定試験だけで年間9つ以上もある。この資格取得は,卒業後の就職活動を有利にするだけでなく,学習達成感を満たすことにもつながる。「Web環境における商業検定試験のための教材」の特徴は次の通りである。 1)動作環境:MS Windows2000server,IIS+ASP 2)教材の構成は,過去3回分の試験問題,用語解説と復習問題からなる。 3)用語解説は,図(静止画)を多用し視覚的な理解も促す。  「ITを利用したわかる授業」への取り組みが,現場教員に求められている。1年間の内地留学のうち正味6ヶ月で,HTML言語も十分に活用できなかった教員が,このようなIT教材を開発できることも発表を通じて伝えたい。
登壇者是永 健一郎(大分県立竹田商業高等学校)
共著者大岩 幸太郎(大分大学 教育福祉科学部)
6 科学技術日本語教材のe-ラーニングコンテンツ化 PDF File
本研究は学生とのコミュニケーションに共通の言語が使えない多国籍母語話者からなるe-ラーニングのクラス環境において、多国籍の学生の母語や共通言語を介することなく、いかに効率的に科学技術日本語の知識やニュアンスや概念を導入できるかという研究の成果報告である。つまり、学習者が学習時に一番依存するであろうコミュニケーションの手段である母語や共通語を使わずに現在利用可能なマルチメディアとターゲット言語だけを使い知識や概念の導入ができないかという学習法開発の研究である。学習法の中には学習者の母語に依存したAusubelらの提案するMetacognitionもあるが、その全く逆の環境で学習者がどう学習するのか、どんな学習法が効果があがるのかという研究は少ない。ここでは、マルチメディアを駆使することにより概念の可視化がどのように可能になるのか、この学習環境での学習の達成をどう評価すればいいのかを議論する。
登壇者山本 敏幸(情報フロンティア学部メディア情報学科)
共著者深澤 のぞみ(富山大学留学生センター)
7 e-ラーニングにおける受講状況把握手法に関する研究 PDF File
ITの普及とともにPCと情報通信技術を用いたe-ラーニングが急速に世の中に浸透しており、バーチャルな世界で対面授業と同等の授業を実現することができるものとして期待を集めている。  e-ラーニングは場所や時間が限定されずに受講できるのが特徴であるが、教師側から学習者を見ることができず、受講中における状況の把握ができないという問題を抱えている。そのため教師側は学習者に注意やアドバイスを適切に与えることができない。 本研究では、e-ラーニングを受講している学習者の受講中の状況を把握する新しい手法を提案する。本システムは、学習者のキーボードやマウスの操作・コンテンツ閲覧時間等の学習中の行動やそれに要した時間を自動的に検知・記録し、そこで得た情報を分析することで受講状況の把握を行うものである。開発したシステムは富士通製のe-ラーニングシステムInternetNavigware向けに開発された教材を題材として実証実験が行われた。
登壇者飯渕 大吾(札幌大学大学院)
共著者鈴木 卓真(有限会社テックワークス) ,堀江 育也(札幌大学) ,大森 義行(札幌大学)
8 情報教育受講者のweb利用動向 PDF File
webページを活用して教材や参考資料を提示しても、それ らが思うように利用されていないことがしばしば見受け られる。そこで実際に受講者がどのようなaccess行動を とっているのか、自前のサーバを立ち上げることによっ て、その統計的な実態調査を行った。暫定的な結果であ るが、ほとんどのaccessが学期末のレポート課題提示な どに集中しており普段の授業での利用は極めて少ない。
登壇者辻村 とも子(一橋大学)
共著者中嶋 浩一(一橋大学)
9 音楽教育におけるWeb-CTの活用について PDF File
本研究は、名古屋女子大学に導入されているコース管理システムWeb-CTを使って、児童教育学科の音楽関係の授業での活用の可能性を探るものである。 現在、本大学で利用されているコンテンツの内容は、文字や画像を中心としたものであるので、まず、音・音楽を中心にしたコンテンツを作成する。 具体的には、「音楽理論」や、一般教養の「音楽」の授業に利用できるコンテンツを作成し、それを実際に運用してみる。 特に音楽理論では、楽譜と共に音で確認できるスモールステップのカリキュラムを作り、利用者が無理なく学習できる内容にする。 そしてそれを使った後、チェックテストやアンケートを実施し、Web-CTを使わなかった学生と比較することによってその効果を考える。 これらを通して、音声を使ったコンテンツの教育的効果について考察する。また、音楽だけでなく他教科での活用の可能性についても言及したい。
登壇者小林 田鶴子(名古屋女子大学)
共著者伊藤 充子(名古屋女子大学)
10 日本語読解・漢字コースにおけるWebCTVistaの利用 PDF File
名古屋大学留学生センターでは名古屋大学の留学生、外国人研究員などを対象に全学の日本語プログラムを実施されている。 しかしながら数多くの学生・研究員は日本語の授業に出席することが時間などの関係で難しいためにWeb上で教材を配布して、学習者からの解答に対するフィードバックを返すという授業が用意されている。 2004年8まではWord形式で教材を学生に配布したが、大学がeラーニングシステムWebCTVistaを導入されているということで、後期の読解コースをWebCTVista上で配布することを試みた。本発表ではWebCTVistaを利用した日本語読解コースの利用報告と 2005年4月にスタートする漢字の自律学習を支援するためにWebCTVistaを利用した漢字コースの開発過程と内容について紹介する。
登壇者周 孟青(名古屋大学情報連携基盤センター)

所属は2005年4月15日現在のものです.

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