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2005 PCカンファレンス 実行委員会事務局
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論文集 セッション別一覧(分科会タイムテーブル) 詳細

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開催日時別一覧

上の開催日時に対する会場は下記の通りです.

8. その他一般

1 名古屋汎太平洋平和博覧会デジタルミュージアム PDF File
筆者とゼミ学生は2003年10月から2005年2月までの1年3ヶ月にわたって、昭和12年に名古屋で開催された名古屋汎太平洋平和博覧会をWeb上で再現するデジタルミュージアムを制作してきた。Webサーバ構築からWebページおよびデジタルコンテンツ制作をへて、ようやく完成をみたWebアーカイブを紹介するとともに、開発環境などを解説する。
登壇者中田 平(金城学院大学現代文化学部情報文化学科)
2 「情報活用の実践力」育成のためのデジタルポートフォリオの活用 PDF File
本研究では、デジタルポートフォリオの内容として次の2つを設定した。 【1】インターネット上で公開される毎時間の活動後の自己評価記録である「WEB日記」 【2】学習の記録や作品(成果物)を蓄積していく手段としての「記録ポケット」 である。 それぞれについて、抽出児やルブリック評価を用いて考察した。 その結果、毎時間の活動後に自己評価をコンピュータで打ち込み、「WEB日記」の形でホームページで 発信しながら追究を進めることは、情報活用の実践力を高める上で大変有効であることが分かった。 自己評価記録の量、質ともに高まることが明らかになった。 また、学習の記録や作品(成果物)を「記録ポケット」に蓄積していくことは、情報活用の実践力を 高める上で有効であることが分かった。 「記録ポケット」に写真などの素材を蓄積しておくことで、調べたことを活用しやすくなる。その結果、多くの児童が、自分の力を発揮してホームページを作成できるようになった。
登壇者片山 敏郎(新潟市立太夫浜小学校)
3 電子メディアからの知識獲得促進システムの提案 PDF File
これまで学習者は主として紙メディアを通じて知識を獲 得としてきたが、近年の情報ネットワークの発展により 、電子メディアを通じて知識を獲得する機会が急激に増 えている。しかしながら過去の多くの研究において、電 子テキストは紙テキストよりも読みやすさの面で劣るこ とが指摘されており、電子テキストの読みやすさを向上 させる必要がある。人は学校教育を通して、様々な読解 方略を獲得することで読解能力を向上させることが知ら れているが、これら読解方略の使用は紙メディアからの 知識獲得が前提である。電子テキストの読みやすさが劣 る一因として、これら読解方略の使用が紙テキストに比 べて制限されてしまうことが考えられる。そこで本研究 では、電子テキストを読む際に、読解方略の使用制限を 緩和する措置を講じれば読みやすさが向上すると考え、 体系的な読解方略SQ3R法の適用を促進するWebイ ンターフェースを開発し、そのインターフェースの有用 性を検証した。
登壇者八木 龍平(北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科)
共著者國藤 進(北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科)
4 CIEC韓国レポート 韓国のコンピュータ利用教育 PDF File
CIECでは国際交流の一環として昨年9月,韓国の情報教育やコンピュータ利用教育の現状を視察し,小中高部会からも3名参加した. 現在,韓国では社会全体の情報化が進展し,教育においてもe-Learningなどわが国よりも進んでいる分野が多い. そこで今回は,全羅北道全州市にある全北大学,全州高等学校,全州女子高等学校を訪問した. 全北大学では,おもに物理教育でのコンピュータ利用教育や教養教育における情報教育の現状を視察した. また,二つの高等学校では,情報の授業やe-Learningコンテンツを用いたコンピュータ授業を見学した. どちらとも,現地の研究者や教育関係者と情報交換をとおして交流を深めることができた. 今回はその様子をポスターセッションで報告し,日韓の抱える情報教育ならびにコンピュータ利用教育に関する問題点を明らかにし,CIECとして国際交流のあり方を含め,コンピュータ利用教育の今後の課題について議論したい.
登壇者武沢 護(早稲田大学高等学院)
共著者橘 孝博(早稲田大学高等学院) ,大橋 真也(千葉県立東葛飾高等学校)
5 Webページの蓄積利用モデルを活用した博覧会の授業展開 PDF File
学校教育においてWebページを利用する場合、 リンク切れや内容の改変により授業中に希望する情報を 取得できなくなる場合がある。 このような問題の解決策としてWebページを 校内のサーバに蓄積して利用する方法を有効であることを 示し、新しい活用方法について過去の論文で報告した。 そこで、その活用方法のうち、インターネット上の掲載が 短い場合の一例である博覧会の特別展示を今回取り上げる。 今回の発表は、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)の 特別展示コンテンツをリストアップし、仮に、教育目的に 限定して、大画面の映像コンテンツのPC向けに変換したもの や会場内の事物を録音・撮影したものなどを、制作者側の 許諾の元で利用可能になれば、有用な教育資源となるか どうか、検討する。
登壇者藤澤 大(朝日大学大学院)
6 デジタル絵本の開発と評価 PDF File
現在、デジタル化、メディア化が急速に進み、 ブロードバンドネットワーク社会の中で 電子書籍市場の開拓が多角的視点から検討され、 読書専用端末、及びそれを用いた電子書籍が開発、 研究されている。絵本という分野においても、 動画や音楽が組み込まれたデジタル絵本の配信が 始まっており、時間的空間的制約を受けずに 購入可能という点で利用者に評価されている。 しかし、現在研究が進められている読書専用端末で その研究対象とされるのは、主に文章が主の書籍であり、 絵本は読書専用端末における「携帯」という利点を 享受するには至っていない。 本研究では、既存のデジタル絵本の利点を生かし、 また、従来の本の「紙」ということの利便性を追求し、 デジタルでの再現を試みた。 そして、 その成果を元に携帯端末向けにデジタル絵本を開発、 配信することで読書時における時間的、 空間的制約の向上を目指した。 ここでは、デジタル絵本の開発にかかわる問題点についても言及する。
登壇者石崎 景子(獨協大学院)
7 情報教育における作品の相互評価の評定一致度 PDF File
情報教育では、他者に伝えたい情報を効果的に表現する力の育成がひとつの目的となるが、その実習で作られた作品(PowerPointのスライド)を評価する際には、単独の評定者による評定では主観的判断が入りやすい。複数の評定者の評価を得れば、評価の客観性が高まるだろうか。筆者は、大学の授業で受講生が個別に作成した作品を受講生全員に相互評価させる試みを続けている。2002年度は、五段階評定の各段階に割り振る作品の数をあらかじめ指示したうえで評価させた(2003PCConferenceで発表)。2003年度は、五段階評定の各段階への作品数の配分を決めずに評価させた。本発表では、評定配分の合意の有無が評定の一致度に影響するかどうかを報告する。さらに、それら総合評価点の他に、新たに8つの下位評価項目も設定して三段階評定させたので、下位項目点の評定一致度、および、下位項目点と総合評価点との関係も考察する。
登壇者廣瀬 英子(東京女子大学現代文化学部)
8 発話音声による大脳活性度解析システム紹介 PDF File
本学と国土交通省電子航法研究所の共同研究より、発話音声による大脳活性度解析が可能となり、 また各種応用分野での活用が検討されつつある。例えば、物語などの長時間朗読の音声や、超長距 離走(24時間マラソン)における発話音声について、カオス性を検討したところ、大脳の活性状態を 表わす指数値を既に得ている。脳の特定領域間での情報通信に、ストレスや疲労からある種の障害 が生じることが、この現象の基礎にあるとわれわれは考えた。発話音声から脳の活性状態や疲労を 測定する方法は他に例をみないものであることから、当日は録音機とコンピュータを使って希望被 験者の疲労指数を求める実験、実演を実施する。
登壇者鈴木 紀一(東京学芸大学)
共著者田川 貴章(東京学芸大学) ,平井 貴士(東京学芸大学) ,高藪 学(東京学芸大学) ,塩見 格一(独立行政法人電子航法研究所)
9 情報倫理教育における「セキュリティ用語集」の効用 PDF File
最近,コンピュータウイルスの蔓延や個人情報の漏洩事件などによって,社会のセキュリティに対する関心が高まりを見せている.しかしながら,大学生のセキュリティに対する関心は,ネットワークを利用する機会が多い割にはあまり高いといえないのが現状である.早稲田大学では,情報倫理教育におけるセキュリティ教育の重要性が高まっていることを受け,今年度から大学生のセキュリティに対する知識・関心を高めることを目的とした「セキュリティ用語集」を作成している.本学では,従来から学生に対する情報倫理教育を重視しているが,セキュリティ教育の分野での更なる強化を目指すものとして本用語集を位置づけている.本発表では,セキュリティ用語集作成における工夫点と,情報倫理教育におけるセキュリティ用語集の効用について報告する.
登壇者海老原 崇(早稲田大学メディアネットワークセンター)
共著者渥美 章佳(早稲田大学メディアネットワークセンター) ,新城 直樹(早稲田大学メディアネットワークセンター) ,齋藤 朗宏(早稲田大学メディアネットワークセンター)
10 学習支援のための大学向けポートフォリオシステムの開発 PDF File
大学向け電子ポートフォリオシステムの開発を行っている.電子ポートフォリオとは,学習者の学習成果物を蓄積してファイリングするものであり,すでに一部の大学では導入されている.本研究で開発中の電子ポートフォリオは,(1)学生自身が自分の学習履歴を把握することで学習教育目標の達成度を確認すること,(2)教員が学生のポートフォリオを閲覧することで学生へアドバイスを行うこと,また(3)自己啓発や就職活動の際に必要となる自己分析を支援することを目的としている. すでに,個人認証システム,ポートフォリオの作成・編集,検索・表示システム,ファイルアップロード機能が実装済みである.現在これらに加え,ポートフォリオに習得済みの科目の成績を入力することで,学習教育目標の達成度を表示する機能,教員が学生のポートフォリオを閲覧できる機能を実装中である.発表では本システムを学生に対して試用した結果も報告する.
登壇者松下 宙正(大阪工業大学大学院情報科学研究科)
共著者中西 通雄(大阪工業大学)
11 アニメーションを用いた障害者向け運動プログラムの開発 PDF File
本研究室では、「マルチメディアを利用した明るく楽しいリハビリテーションシステムの開発((財)ソフトピアジャパンとの共同研究開発(平成8・9年度))」の一環として、車椅子使用者や高齢者等、全身運動をする上で、下肢の動きに制約がある人向けに、主として上肢を中心とし、楽しく行える有酸素運動プログラムを考案・作製してきている。現在は、太極拳の上肢の動きに注目し、椅座位姿勢で太極拳を行う際の、上肢の動きを説明するアニメーションを作製している。太極拳の動作に注目しているのは、太極拳が、無理なく行える有酸素運動(Low Impact Aerobic Exercise)として注目されており(米国スポーツ医学会,2000)、また、多くの人に親しまれている運動であることを踏まえたためである。 本発表では、椅座位姿勢で行う太極拳の上肢の動きを説明する目的で作製した、パソコン上で動作するアニメーション映像を報告し、その有用性等に関して検討する。
登壇者岡川 暁(日本福祉大学情報社会科学部)
12 給食日誌作成補助プログラムの開発から導入まで PDF File
平成15年度に他地域の中学校へ異動した栄養職員の嶋津氏から、「献立に関する文書作成を効率よく行う仕組みを作れないか。」という話があった。嶋津氏が勤務する市では、栄養職員が話し合い一つの献立を作成して市全体の共同献立として使っている。しかし、決定した献立を基に作成される献立帳や食品構成表等は、各自が手作業で行うものが多く一連の業務に大変時間がかかり負担になっているということだった。 そこで、献立に関する文書を効率よく作成するソフトを開発し、その有効性や新しいソフト導入時に必要なことを探るため、本開発を進めてきた。
登壇者高松 敏之(小千谷市立小千谷小学校)
共著者嶋津 彩子(豊栄市立光晴中学校)
13 情報教育におけるKNOPPIXの実用性の検証 PDF File
KNOPPIXとは、CDで起動するLinuxである。単なるLinuxとは一線を画し、自宅学習への波及など実践的な効果が期待できる。また、本業と平行してシステム管理を行わざるを得ず、特定の教員に多大な負担がかかる状況を解決する手段として、複数の事例によって実用性が示されている。 一方、実社会に出ればWindows環境がほとんどを占める現状において、KNOPPIXでこれまでと同様の授業を実施できるのか、実施するためにはどの程度の教育コストがかかるのかについては十分なデータが無かった。 本稿ではIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の支援で行われた「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証実験〜KNOPPIXによる実験〜」の実験結果を報告し、教育現場でオープンソースが使い物になるのか、現場の生徒や先生の見解を具体的に示す。また、実際に起こったトラブルなどについても触れ、解決策や今後の研究開発について述べる。
登壇者千葉 大作(株式会社アルファシステムズ)

所属は2005年4月15日現在のものです.

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