分科会タイムテーブル 詳細
所属は2006年4月5日現在のものです。
開催日時別一覧
上の開催日時に対する会場は下記の通りです。
e-ラーニング
1 | 基礎ゼミを支援するe-Learningコンテンツ |
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大阪国際大学経営情報学部では1年次生対象の基礎ゼミ(科目名:セミナーI)が1ゼミ20名程度で16名の担当教員によって開講されている。担当者会議によって共通テキスト・マニュアルを編集し、各教員は共通テキストの内容に独自のプログラムを加えて基礎ゼミを運営している。共通テキストの内容は、大学生活のガイダンス、マナー、基礎学力、一般常識、キャリア教育、レポート作成と多岐に渡っている。従って、教員は必ずしも得意とする分野を学生に対して教えるわけではない。また、学生にとっては、内容が多分野であるが故に、基礎ゼミの位置づけが分かりにくい。多様化する学生に共通テキストを対応させることも困難である。このような問題を解決するために、共通テキストのコンテンツを、インストラクショナルデザインに基づいてe-Learningコンテンツ化し、フリーのLMSであるmoodleにて運用を試みた。 | |
登壇者:矢島 彰(大阪国際大学)
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2 | 高品質低遅延DVTSを活用した端末教室の構築 |
本学では、端末室のリプレースに合わせて、DVTS多チャンネルの高品質低遅延な遠隔講義システム、電子白板の活用、iMacを端末としたネットブートシステムの改良、複合機(XEROX)をオンデマンドプリンタとして活用し生協と連携を図った、等々の特徴があるシステムを導入した。リアルタイム講義中継と録画が行えるほか、VODによる講義の蓄積が可能である。本発表では、これらの構築のノウハウを含めて報告する。 | |
登壇者:萩原 洋一(東京農工大学)
共著者:櫻田 武嗣(東京農工大学)
、江木 啓訓(東京農工大学)
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3 | KIT数学ナビゲーションを活用したネット指導の検討 |
e-ラーニングにはいろいろな形態があるが、電子メールや電子掲示板などのインターネットコミュニケーションツールを活用した数学の指導を想定した場合、学習者からの質問に対して効率よく指導するためには、教室での指導と同じように、学習者と指導者に共通の参考書となるものが必要である。そこで、「KIT数学ナビゲーション」というオンライン参考書として使えるウェブ教材を作成した。1ページ1テーマとし、リンクを用いた指導がしやすいページ構成にしてあり、現在約700ページに達している。また、教材は基礎的なものから応用まで含み、関連するページ間にはリンクを張り巡らしている。このウェブ構造により、理解不足の内容はワンクリックでより基本的な内容を参照して学習できるようになっている。すなわち、立ち返り学習が効率的にできる。実際に、このKIT数学ナビゲーションを活用したネット指導をトライアルとして実施し、本格的に導入するための課題を調査している。 | |
登壇者:中村 晃(金沢工業大学)
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4 | eラーニングにおけるハイビジョン授業ビデオ教材配信のためのシステム開発 |
eラーニングにおけるビデオ配信で、高品位なハイビジョン映像の配信の実験を行っている。VODによる授業ビデオ配信において教育における映像制作におるデータをとり、高品位VOD教材作成において有効な情報を得ることができたので報告する。 | |
登壇者:布施 雅彦(福島工業高等専門学校)
共著者:東海林 克行(福島工業高等専門学校)
、瀧 瑶子(福島工業高等専門学校)
、長尾 嘉代子(福島工業高等専門学校)
、花園 麻莉子(福島工業高等専門学校)
、賀澤 慎吾(福島工業高等専門学校)
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5 | eラーニングによる多肢選択問題における理解度測定方法に関する研究 |
eラーニングにおいて学習の到達度を把握する代表的な方法として、多肢選択問題があげられる。しかし、多肢選択問題は、受講者が正解の含まれた選択肢の中から適切と思うものを選ぶため、正解率は得られても自信を持って答えたのか、それとも勘に頼って答えたのかを客観的に知ることは困難であり、理解度が得られているとは言い難い。用紙を用いた多肢選択問題は、各問いに対する解答以外の情報を得ることは容易ではないが、eラーニングにおいては、マウスを使って選択肢を選ぶため、受講者の理解度に応じてマウスの動かし方に、特徴的な傾向が示された情報の取得が可能性であると考えられる。本研究は、多肢選択問題における受講者の理解度を把握するために、マウス操作状況から、設問に対する理解度を推測できるようにすることが目的である。本報告では、マウス操作状況の取得方法について説明し、実際に取得したマウス操作データと理解度との関連について発表を行う。 | |
登壇者:堀江 育也(札幌大学女子短期大学部)
共著者:飯渕 大吾(札幌大学)
、鈴木 卓真(有限会社 テックワークス)
、大森 義行(札幌大学)
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6 | 記述式小テストの解答自動分類のための特徴抽出に関する一考察 |
講師は、生徒の理解度を把握するためによく小テストを用いる。学生の理解が不十分である箇所を知ることができ、追加説明などのフィードバックをすることで、学生の理解度が向上する。特に、記述式の小テストは、学生が自力で解答を記述する必要があるため、理解度の把握には有効である。しかし、その結果を短い時間で把握することが困難であるため、フィードバックが遅れてしまう。本論文では、フィードバックを行うまでの時間と手間を少なくするために、似た内容の解答をテキストマイニングの技術を応用することで、内容に従い分類し、講師に提供することを目的とする。しかし、一般にテキストマイニングで対象とする文書と比べ、小テストの解答は文章が短く、数も少ない。そのため、一般の文書分類手法では、分類結果が分かりにくいものとなる。それを解決するために、分類時に着目する情報について検討した結果について報告する。 | |
登壇者:大井 健太郎(三重大学大学院 工学研究科)
共著者:高瀬 治彦(三重大学大学院 工学研究科)
、森田 直樹(愛媛女子短期大学)
、北 英彦(三重大学大学院 工学研究科)
、林 照峯(三重大学大学院 工学研究科)
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7 | サポートベクターマシンによるe-Learningの適正コンテンツの決定 |
近年、e-Learningは様々な分野で注目されており、多くの試みがなされている。しかし、従来のe-Learningシステムにおけるコンテンツ配信の多くは、どの学習者に対しても同じストーリーであった。そこで本研究では、パターン分類の手法の1つであるサポートベクターマシンを用いてコンテンツの決定を行う。それによって、あたかも教師がそばにいるかのように最適なコンテンツを配信することが可能になると考える。 | |
登壇者:中上 香代子(甲南高等学校・中学校)
共著者:吉田 賢史(甲南高等学校・中学校)
、中山 弘隆(甲南大学 理工学部)
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