分科会タイムテーブル 詳細

所属は2006年4月5日現在のものです。

開催日時別一覧

上の開催日時に対する会場は下記の通りです。

映像教材

1 映像を用いた「映像の文法」の教材
映像の文法は、映像作品を作る人が使用する撮影技法や編集技法のことである。よって、映像作品を作ることに関わらない限り知ることはないのである。しかし、映像の文法を知った上で映像作品を見ると、これまでとは違った視点で楽しむことができる。また、ホームビデオなどの製作技術も向上することができる。よって、一般の人が映像の文法を知ることにも意義がある。本研究では映像文法教材の作成を行い、それを用いて映像に関する事柄の学習方法の追求を行った。 映像を用いた教材と使用しない教材の2つを作成した。そして、映像を用いた場合と用いなかった場合を比較するため、被験者を2つのグループに分けて、それぞれの教材で学習させた。そしてまったく同じ試験を受けさせた。本研究では、それぞれの試験の結果を比較することで、学習に映像を用いることの有意義さの検証を行った。
登壇者飴谷 謙治(金沢工業大学)
共著者山岸 芳夫(金沢工業大学)
2 中学校における「映像」の授業コンテンツ
本学園では幼稚園・小学校・中学校一貫の教育研究を進めている。その中で私たちマルチメディア学習研究開発部会は幼小中12年間を見通したメディアリテラシー・情報リテラシーの効果的育成をめざし取り組んできた。本論文では、特に映像情報を中学校段階でどう題材化し授業として構成していくかについて、3年間積み重ねた実践研究に関し成果と課題を整理し今後の展望について考察する。「フィクション系映像制作」と「ノンフィクション系映像制作」の題材配置の問題、誰に向けて発信するかというオーディエンス意識の育成に関する問題、学習に対するモチベーション持続をどうするかという問題、めざす子ども像の設定と高等学校「情報」への接続の問題など、複数の実践を体系づける中で見えてきた様々な問題を提起し、今後のマルチメディア学習の在り方について考えていきたい。
登壇者大和 浩子(広島大学附属三原中学校)
共著者山本 透(広島大学) 、簑島 隆(広島大学附属三原中学校) 、山? 裕昌(広島大学附属三原中学校) 、三田 幸司(広島大学附属三原小学校) 、谷川 佳万(広島大学附属三原小学校) 、横村 弥生(広島大学附属三原小学校) 、金岡 美幸(広島大学附属三原幼稚園) 、長松 正康(広島大学)
3 メディアファイルのアクセシビリティ向上のための字幕作成ツール
近年、映像や音声が文字の代替として気軽に配信できるようになってきた。遠隔教育を初めとして、あらゆる場面でメディアファイルを利用する機会が激増しているが、文字情報を付与しないことが多いために、これまでの文字ベースのコンテンツと比べてアクセシビリティが著しく低下してしまっている場合がほとんどである。TV番組においては2007年までに字幕化率100%を目指すという総務省指針があるが、PCを利用したメディアについては、新しい技術であるにも関わらず、また教育をうける基本的人権に強い影響を与えるにも関わらず、残念ながらアクセシビリティについての配慮がなされているとは言い難い。本研究ではPCで利用されることの多いメディア形式のアクセシビリティを検証した上で、簡単なキャプショニングニングツールを試作し、評価した結果について報告する。
登壇者神山 博(青森公立大学)
4 Webブラウザ上で動作する動画編集環境の実装
本研究ではWebブラウザ上で動作する動画編集システムを実装した。動画編集を行うための環境は、総合的な学習の時間や情報科の授業のみならず、言語学習や動画のデータを扱った演習など、さまざまな場面で期待されている。教育現場においてもコンピュータの導入が進められたが、一度導入すると置き換えが困難であったり、ソフトウェアにかけられる費用があまり多くないことから、多様なメディアを扱うための環境は整備しにくいのが現状である。本システムはオープンソースで公開され、クライアント側に特別なソフトウェアをインストールする必要が無く使うことができる。また動画編集自体ではなく、編集した動画を活用した授業を行う場合には、動画編集に多くの時間を費やすことができない。本システムではサムネイルの自動生成機能を実装し、短い授業時間の中で、長時間にわたる動画素材を実現した。発表では大学の授業で利用した実践例を元に報告する。
登壇者谷内 正裕(慶應義塾大学大学院)
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