分科会タイムテーブル 詳細

所属は2006年4月5日現在のものです。

開催日時別一覧

上の開催日時に対する会場は下記の通りです。

教材開発

1 Perl言語を用いた食事バランス評価システムの開発
本研究では、Perl言語を用いた食事バランス評価システムを開発した。開発した評価システムは、インターネット上で双方向性を有するCGI(Common Gateway Interface)機能を装備する。開発したWebページは、(1)個人情報管理画面、(2)一日あたりの基礎代謝量やエネルギー所要量などの計算画面、(3)食事バランスを調べるための摂取カロリーや余剰カロリーの計算画面、(4)用語および入力方法の説明画面で構成されている。本システム用いて、最後の食育の場として指摘されている女子大生の食生活の現状 を明らかにするために、設問形式によるアンケートを実施するとともに、前日の食事内容 などを記述してもらい開発した評価システムを活用して摂取カロリーなどを算出した。評 価システムによる算出結果とアンケートによる集計結果を検討した結果、一定の結論を見 出せたので報告する。
登壇者藤井 康寿(東海女子大学)
共著者西村 友里(濃飛西濃運輸株式会社) 、中川 建治(名城大学)
2 星空観測を支援するWeb教材「星座図鑑」の開発
夜空には88の星座があり、学校の教科書や科学書でよく目にする。しかし、それらを実際の空で見つけることは難しい。そこで、本研究では、名古屋市科学館(天文)とともに、Web「星座図鑑」の開発を行った。本Webでは、日付を指定し、その日の20時の星空を検索することができる「星空検索」をはじめ、オリオン座、白鳥座等、各星座の特徴や神話を動画等で紹介する「星座図鑑」、プラネタリウムの学芸員が解説する「星の見つけ方」等、マルチメディアコンテンツを多数提供している。更に、実際の野外で星座を見つけることができるように携帯電話版の「星座図鑑」も開発した。PC版と携帯版の「星座図鑑」を連動させて使うことにより、実際の星座探しを強力に支援する。これにより、天文(科学)への興味・関心が高まることが期待される。
登壇者林 美帆(金城学院大学)
共著者岩崎 公弥子(金城学院大学) 、浦井 悠子(金城学院大学) 、安田 孝美(名古屋大学) 、鈴木 淳子(金城学院大学) 、寺澤 菜美果(金城学院大学) 、中山 阿希子(金城学院大学) 、近藤 真由(名古屋大学) 、遠藤 守(中京大学) 、毛利 勝廣(名古屋市科学館)
3 統計学の問題自動生成とその活用
「統計学」のように数学的理解の積み重ねを必要とする講義科目は、毎週の講義で小試験を行って、学生の理解度を調べると同時に「今週はどこまで理解しておく必要があるか」という認識を学生に持たせることが重要である。 しかし、実際に毎週の講義で小試験を実施しても、友人の解答をそのまま写して提出する学生は少なくなく、かと言って「解き方を周りの学生と相談してはいけない」などと厳しくしてしまうと学生相互の教育力を削いでしまうことになる。これを避けるには、問題の数値を学生ごとに自動生成して解かせるのがよい。だが、統計学の問題の数値を単純に自動生成するだけでは、平均や標準偏差が望ましくない値になってしまったりする。この発表は、問題自動生成の工夫や、この自動生成問題を活用した講義の実践について述べるものである。
登壇者石川 高行(大阪国際大学経営情報学部)
4 リメディアル教育内容を含む初級物理学の最適化IT教材開発
高等学校で物理学や数学3+Cなどを履修してこなかった理工系学生むけの1年生基礎科目としての物理学や数学の教育用のe-Learning活用の最適教材開発の取り組みについて述べる。金沢大学で筆者たちが実際に行ってきた化学系、生物系などの学生向けの1年生物理学4単位の講義実践に基づく物理学教材内容の最適化を目指す取り組みを中心に扱う。物理学の講義に欠かせない必要な数学の内容をどう取り入れるか、公式の暗記に陥っている学生に数学を言葉とする物理学の基本の考え方をどのように教えるか、1年間の限られた時間内にどの内容を教室で教えるか、どの部分をe-Learning自習用として学ばせるかなどについて現時点のまとめを述べる。演じ実験やシミュレーション素材面ではまだ不十分である。
登壇者森 祥寛(金沢大学総合メディア基盤センター)
共著者鈴木 恒雄(金沢大学総合メディア基盤センター) 、佐藤 正英(金沢大学総合メディア基盤センター) 、佐藤 伸平(金沢大学総合メディア基盤センター) 、石黒 克也(金沢大学総合メディア基盤センター)
5 WBTによる数学導入教育
早稲田大学では2002年から、主に推薦入学者を対象に入学前教育を実施している。株式会社チャレンジネットが開発中であるWBTを利用した高校数学学習教材をインターネット上で提供し、入学前に自学自習の機会を提供している。本報告では、早稲田大学においてのWBTによる数学教育の現状について効果や問題点を考察する。具体的には、以下の点を中心に考察をする。WBT教材のコンテンツの注意点や問題点については、利用者が学習中に理解できなかったり、疑問を感じたときに実際に送信した質問メールの内容をもとに考察をする。また、WBT教材の習熟度については、学習する前に解かなくてはならない確認問題の成績と学習後に解かなくてはならない演習問題の成績を比較することをもとに考察をする。
登壇者古川 勉(早稲田大学メディアネットワークセンター)
共著者瀧澤 武信(早稲田大学メディアネットワークセンター)
6 フリーソフトウェアを活用した金融工学教材の提案
近年,学校における経済教育について,その重要性が徐々に指摘されるようになってきている。また最近では,特に子どもを対象とした金融に関する教育に対して,親たちの関心が集まりつつあり,実際に株式の取引について興味をもつ子どもたちも増えてきているようである。このような現状をふまえて,本報告では,中学生および高校生を対象とした,コンピュータを用いた金融工学の教材を提案していくことにしたい。また,その際には,フリーソフトウェアを使用し,しかも,特定のOSに依存することのないシステムを構築することを目標としている。より具体的には,Octave等のGNUツールを使用して,確率の概念から始まり,ランダム性やカオス性,証券取引の基本概念であるリスクについて,さらには,ブラック=ショールズ方程式または価格決定メカニズムの理解が可能となるような教材の開発を行うことを目的とする。
登壇者鈴木 紀一(東京学芸大学)
共著者高籔 学(東京学芸大学) 、田川 貴章(東京学芸大学) 、澤谷 拓郎(東京学芸大学)
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