分科会タイムテーブル 詳細
所属は2006年4月5日現在のものです。
開催日時別一覧
上の開催日時に対する会場は下記の通りです。
障害支援
1 | S.N.G. SoundRederとSoundCardPrintLiteによる音声教材作成の可能性 |
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(学)新宿日本語学校では、音声をドット・コードに変換し、それを印刷し、更に、その印刷されたドット・コードを小型の読み取り機(S.N.G. SoundReder)で読み取るシステムを利用して教材を作成しています。オリジナルのこの技術開発は、有名光学メーカーによるものですが、このたび、このシステムを簡易的に利用する新しいソフト開発を依頼し、完成いたしました。 新たなソフト(SoundCardPrintLite)は、コンピュータの録音ソフトに録音した音声を、瞬時にドット・コードに変換し、指定されたプリンターからドット・コード形状で、印刷出力するというものです。このソフトの可能性は、簡便に音声教材が作成できるという点にあります。そのため、健常者の外国語学習などは勿論のこと、身体障害者の外国語学習、また、分野を変えれば失語症の方の教材の作成などにも役立つものと思われます。日本で生まれた技術で、外国人が日本語を学習していますが、使用分野を広げ、日本人のあらゆる分野での活用を期待しております。 | |
登壇者:江副 隆秀(学校法人江副学園 新宿日本語学校理事長)
共著者:生田 茂(筑波大学)
、鈴木 純一(新宿日本語学校事業部部長)
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2 | リモコン型会話エイドの開発と障害者への適応 |
構音障害を伴う脳性マヒ児など音声表出が困難な障害者のコミュニケーション面の支援を目的に、簡単なボタン操作で使用できるリモコン型会話エイドを開発し、その適用評価を行った。リモコン型会話エイドは録音メッセージ数最大16個、1メッセージの録音時間は3秒間の機能を有する。また、録音メッセージ数や液晶表示の内容もユーザーがパソコンを使用して自由に設定することが可能である。その他、リモコン会話エイドは微弱無線で送信スイッチと本体とを無線接続しているため、車イスに送信機のみを固定するなど、ユーザーのニーズに合わせた使用方法が選択できる。 本報告では以上の本機の仕様と共に、養護学校現場において、本機を適用した際の学習及び生活場面について紹介し、従前の会話エイドとの相違点や今後の課題等について検討したい。 | |
登壇者:長洲 慶典(長野県工業技術総合センター 情報技術部門)
共著者:浜 淳(長野県工業技術総合センター 情報技術部門)
、原 義人(筑波大学附属桐が丘養護学校)
、坂本 茂(筑波大学附属桐が丘養護学校)
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3 | 高等教育機関における情報保障活動へのサポート |
聴覚障害学生が大学等で学ぶ際、要約筆記者や手話通訳者が講義の音声情報を視覚化して提供するが、パソコン要約筆記での日本語入力において、専門用語が正しく変換されない問題は深刻である。そういった現場からの声を集めて作られたのが「オレンジ辞書」であり、オレンジ辞書とは「専門用語とその読み仮名情報を分野別に集積し、語句データを無償提供するWebデータベース」である。情報保障活動を行う際、必要と推測される単語をパソコンに事前登録するなどの準備が求められるが、登録単語数が増えれば変換候補も増えるため、単語登録がパソコン要約筆記に大きく貢献しているとはいい難い。オレンジ辞書は、情報保障活動における様々な問題を包括的に解決するシステムであり、分野別に分類された語句は、聴覚障害学生にも役立つデータである。http://www.human.ritsumei.ac.jp/project/project1/orange/ | |
登壇者:関本 正子(立命館大学人間科学研究所)
共著者:溝口 裕也(フリー・プログラマー)
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4 | 肢体不自由養護学校における電子情報ボードによる授業実践 |
本校は肢体不自由養護学校で、児童生徒は肢体不自由に起因する活動の制約が多く、生活経験不足から学習面でも2次障害を生じると言われている。理科においては自然事象の経験不足の他に実験操作や、観察場面での移動の不自由さが学習をより困難なものとしている。 ところが、従来の黒板機能を使いながら、電子情報ボード(以下ボード)の機能の一つであるインターネット資源を利用すれば、多くの画像やビデオ映像を得ることができ児童生徒の経験不足を補うことができる。また、ボードに接続された周辺機器を利用すれば、市販や撮り貯めたビデオも上映でき、実物拡大機やデジタル顕微鏡により、小さな物体の観察が困難な児童生徒にも実物の拡大映像を示せるので実験操作の補助手段となる。その他、構音障害や手の不自由による発言や筆記の困難さを補う自助具として使用するノートパソコンとボードとを遠隔操作を利用してインタラクティブにする試みも報告したい。 | |
登壇者:原 義人(筑波大学附属桐が丘養護学校)
共著者:篠原 吉徳(筑波大学)
、越田 益人(筑波大学附属桐が丘養護学校)
、生田 茂(筑波大学)
、白石 利夫(筑波大学附属桐が丘養護学校)
、大川原 恒(筑波大学附属桐が丘養護学校)
、杉林 寛仁(筑波大学附属桐が丘養護学校)
、宍戸 信彦(株式会社アシスト)
、李 禧承(筑波大学)
、菅野 和恵(筑波大学)
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