9:00 - 9:25 |
「情報科教育法」での模擬授業の取り組み /
平田 義隆
[ 京都女子大学 ]
|
|
2002年度に引き続き、2003年度も京都女子
大学現代社会学部において「情報科教育法」の講義を
行った。前年度の反省を踏まえて、新しい試みとして、
受講生全員による「模擬授業」を取り入れた。この講
義の最後に行ったアンケートをもとに、学生たちによ
る模擬授業についての意識や問題点、反省点などにつ
いての報告をしたい。 |
|
9:30 - 9:55 |
教職課程での「情報科教育法」と「コンピューティング科学」科目 /
和田 勉
[ 長野大学 ]
|
|
私は専任教員として「情報科教育法」を担当する一方、
教職課程必修科目「コンピューティング科学」も担当
している。「コンピューティング科学」では情報の科
学的側面を教え、「情報科教育法」では教科「情報」
の構成や個別の教育方法論を教える、と役割分担させ
ている。ただし「情報科教育法」でも最低限の情報の
科学的素養は求めており、そのチェックにセンター入
試「情報関係基礎」の過去問題を利用している。本発
表では両科目を担当する立場からの経験を述べる。 |
|
10:00 - 10:25 |
教科「情報」の授業プログラム /
加藤 雅子
[ 早稲田大学高等学院 ]
|
|
教科「情報」が全国の高等学校で昨年度から開始された。学習指導要領がガイドラインであるとは言え、各校の取り組みには大きな振れがあると考えられる。早
稲田大学高等学院では独自のテキストを作成し授業を進めているが、本講演では03年度1年生、04年度1,2年生の授業内容を紹介したい。これまでの我々
の授業の工夫と特徴を示し、教員の取り組みや生徒のアンケート結果などを分析する。そして、情報科の授業モデルについて議論したい。
|
|
10:30 - 10:55 |
論文教育を目的とした情報科授業の試み /
半田 亨
[ 早稲田大学本庄高等学院 ]
|
|
本学院の大きな教育の特色として「卒業論文」がある。
論文教育をより効果的に行うため、教科情報の授業をこ
れにリンクさせるという切り口で展開させる試みを行っ
ている。情報科の教育目標がなかなかつかみにくい中、
授業展開の切り口として1つの方向性を持たせる試みで
ある。 |
|
11:00 - 11:25 |
シンガポールにおける教育の中でのIT活用 /
濱 道生
[ 阪南大学経営情報学部 ]
|
|
シンガポールはIT先進国であるが、コンピュータはツールである、という位置づけから、特別な情報教育は行っていない。つまり、各科目の教育上の必要に応じて必要なアプリケーションソフトが利用されるが、コンピュータ教育を目的とした「情報処理」の科目は存在しないのである。また、「情報処理」を教えるための教員免許も存在しない。シンガポールに1年間滞在した経験とシンガポールの教員からの聞き取り調査等を元に、報告を行いたい。
|
|
11:30 - 11:55 |
Mathematicaによる高校物理シミュレーション /
平井 俊成
[ 日本女子大学附属高等学校 ]
|
|
数学やその他応用のための汎用ソフトウェアMathematicaを使い、高校物理の授業で力学・音波・光波などのシミュレーションを行なった。ごく一般的な高校生が授業でMathematicaを使う利点、一般教科でシミュレーションを行なう意義、それにふさわしい題材、授業にシミュレーションを導入するための工夫、そして2003年度から始まった高校情報科との関わりなどについて考察する。 |
|
12:00 - 12:25 |
生活情報コース 3年間の取り組み /
木島 行雄
[ 園田学園中学校・高等学校 ]
|
|
本校は尼崎市内の私立女子校である。魅力ある学園づくりの キーワードに「国際化」・「情報教育」をかかげ、2001年度より、高等学校普通科に「生活情報コース」を立ち上げた。「実生活の中で、コンピュータを使いこなせる人材を育成する」を目標においた。色々な課題に取り組む時、授業そのものにストーリー性をもたせ、楽しく学びながらスキルアップや情報リテラシーを身につけていった。3年間の授業計画やシラバスを紹介しながら、授業内容を報告したい。 |
|