2004 PC Conference
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分科会(所属は2004年4月5日現在のものです)

人文/社会科学教育/研究へのコンピュータ利用

9:00 - 9:25 アニメーション手法を用いた中国語会話学習用マルチメディア教材の開発 / 呉 靭 [ 山口大学非常勤講師 ]
外国語会話学習は繰り返しが基本で本来単調で退屈しがちである。もし学習者自らが参加できる臨場感のあるアニメーション風のデジタル教材を開発できれば、学習効果の向上に功を奏することであろう。 本研究では中国語教科書『緑さんの留学生活』を題材に、ストーリー性のある28課の会話文をアニメーション風に表現したデジタルコンテンツを開発する。主人公は各々のイメージに合ったキャラクターで登場し、学習者は人物を指定して会話に参加できる。本論文では、開発に必要な情報処理環境や具体的な開発手法などを紹介する。
 
9:30 - 9:55 IT活用による「楽しく学べる講義」の実現 / 天野 徹 [ 江戸川大学 ]
パソコンによるキャプチャリング環境の充実とDVD-R等の媒体の低廉化により、講義での映像利用の可能性は急速に広がっている。 しかしながら、パターン化した映像資料の利用や、マニュアル的な教育法を改めない限り、十分な教育効果をあげることは難しい。 本報告では、江戸川大学における都市社会学・地域情報論の講義での実践を例としながら、IT環境が常識化した現在において、講義を教員と学生の双方にとって「意味のある社会空間」として再構成する方法についての、具体的な提案を行いたい。
 
10:00 - 10:25 Markowitz投資理論と株式市場 / 田中 寛 [ 青森公立大学 ]
ノーベル経済学賞を受賞したMarkowitzによる投資理論を日本の株式市場に適用した結果を示す。それと同時に、この結果を出す時に得られた経験を基にして、大学学部レベルの経済学教育において、Markowitz理論を現実の市場分析の武器として学生が活用できるようにする為には、どのような事項が取り上げられるべきであるかを論じる。
 
10:30 - 10:55 アニメーション使用教材による単語学習の効果 / 鍵本 聡 [ 関西学院大学 ]
昨今のe-learningの発達は目覚しく、多くの教材が提案されてきている。 しかしHTMLベースの静的教材が主流であったため動きに乏しく、学習者の学習意欲を増すという意味で不十分なものも多かった。一方でアニメーション効果を取り入れた動的教材がここ数年増加してきているが、その学習効果の検証はまだ十分なされているとは言いがたい。 本研究ではそれら2つの教材の単語学習における学習効果を比較し、アニメーション効果を取り入れることのメリットを検証する。
 
11:00 - 11:25 専門総合演習科目への心理実験設計ツール活用 / 大道 直人 [ 仙台白百合女子大学人間学部人間発達学科 ]
昨年は通年科目である専門総合演習科目の前期で実施した 「自律型移動ロボットの性格付け」の授業に関する報告を 行ったが、今回は後期に実施した「心理実験設計ツール」 を用いた授業について報告する。昨年は当該ツール「E− Prime」を初めて導入し、日本語の処理に大変苦労し た。今回は逆に英語圏用に作られたこのツールで日本語を 使った実験の設計に挑戦させ、記憶、特に再生に関する理 解を深めるような授業を構想している。その取り組みにつ いて報告したい。
 
11:30 - 11:55 Excelと金融工学のリテラシー / 杉崎 裕治 [ 東京学芸大学 ]
ポートフォリオ理論、先物・オプション理論などの証券投資 技法、また金融市場の効率性、合理的意思決定など、経済お よび金融の学習において重要なトピックでありながら、高度 に数学的技術的であるとして敬遠されていたものについて、 身近なExcelのスプレッドシートを利用した体験的な学習が 可能になるような工夫を考えてみた。確率過程の学習モデル や理論価格のシミュレーションを含む。また、高等学校での 教育実習での実際の運用についても紹介する。
 
12:00 - 12:25 オンライン英語教育システムWebITsの開発 / 越智 徹 [ 広島国際大学 ]
筆者らは,英語教育を中心としたCGIによるWBTシステム WebITs を開発し,授業で運営している.CGIのみで運用されているため,受講者はブラウザのみで受講でき,教室外からの自習学習も可能である.データはサーバ側で一元管理されており,問題解答データ管理(選択問題・英作文および課題ファイルのアップロード等),成績管理が容易である.授業教材,アンケート,メール配信システムなど,システムの概要と,学生の反応,授業効果を報告する.
 

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