2004 PC Conference
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分科会(所属は2004年4月5日現在のものです)

教育ソフト/学習コンテンツ/e-Learning等の開発/運用

9:00 - 9:25 受講者観察システムの研究 −眼球運動検出の高速化− / 加藤 亮彦 [ 愛媛大学大学院理工学研究科 ]
WBTによる学習は場所・時間に拘束されない反面、学習 効果が受講者の意欲に左右される問題がある。従って WBTで効率よい教育を行うには、受講者の学習状況を把 握し状況に応じたコンテンツの制御を行うことが必要 不可欠である。これまで学習状況を把握する手段とし て「受講者観察システム」の構築を行ってきた。これ は受講者の眼球運動から学習状況を把握できるが、リ アルタイムで処理するための高速化が必要である。
 
9:30 - 9:55 項目反応理論を用いた適応テストのWWW上での実現性の分析 / 尹 明 [ 早稲田大学 ]
本論文はインターネット環境において項目反応理論に基づく適応テストをWWW上で実現する方法とその場合の計算量について検討するものである。本論文は項目反応理論に基づくWebベース適応テストを実現するとき、推定された被験者の能力値に基づいて、直接ルックアップ表で問題項目を検索することによって、サーバの負担を減らし、WWW上での項目反応理論を用いた適応テストの実用化が可能になるという方法を提案する。シミュレーションの結果からこの方法の有効性を明らかにした。
 
10:00 - 10:25 UsabilityからEmotionalityへ / 中澤 清 [ 関西学院大学文学部 ]
情報レテラシイが高校の教科になった今、デジタル教材やWeb教材に望まれるのは使い勝手やわかりやすさではなく、わくわくさせる、期待を抱かせるイモーショナリティである。  ラクをしたがる人間の本質から望ましい教材を考え、イモーショナルなデザインやイモーショナルなナビゲーションを実際の教材を紹介し、これからの教材に必要なイモーショナリティとは何かを考察する。
 
10:30 - 10:55 形成的評価のための多肢選択問題の出題方式 / 田畑 忍 [ 三重大学工学部 ]
従来,形成的評価を行うために多肢選択問題を用いた場合,理解の修正に必要なフィードバックを与えるための情報を獲得するために,多数の問題を学習者に解かせる必要があった.本研究では,なるべく少ない問題でそれを獲得することを目的とする.このために,学習者の理解の状況に応じたヒントを提示し,そのヒントの閲覧状況と解答を併せて理解の程度を判断する.その結果,フィードバックを与えるための十分な情報を獲得できる.
 
11:00 - 11:25 「文章構成法」自習ツールの構築と授業への応用  / 鳩貝 耕一 [ 所属: 甲南大学 情報教育研究センター ]
文科系,理科系を問わず学生が習得すべき能力の一つに, 読み手にとって理解しやすい文章(論文やレポート)を 書く能力が挙げられる.昔と違い,昨今はパソコンを 用いることで文章作成や校正が手軽にできるように なった.そこで,武庫川女子大学言語文化研究所長 佐竹秀雄教授のご協力を得ながら,文章構成法自習ツール を開発した.本発表では,このツールの特長や開発経緯, および授業で用いた際の学習効果等について報告する.
 
11:30 - 11:55     
 
12:00 - 12:25 お茶の間通学の実現に向けて / 田中 健 [ 名古屋外国語大学大学院 ]
「従来の教室授業をインターネット上でどこまで再現 できるのか」を追求するソフトウェア構想。 限りなく教室授業に近い授業をオンラインで行うこと により、不登校や登校拒否といった現代の教育が抱え る問題に一石を投じることができると考える。また、 身体的な障害により通学することの困難な学習者に も、より身近な教育の場が与えられることになる。 従来の教育の現場により近く、現代の教育問題の一端 を解決できるような場を提言したい。
 

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