2004 PC Conference
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分科会(所属は2004年4月5日現在のものです)

自然科学教育/研究へのコンピュータ利用

9:00 - 9:25 ウェブ3Dを用いた月の満ち欠けの可視化 / 藤井 佳直 [ 金沢工業大学 ]
3次元CGをウェブページ上で実現できる技術をもちいて 作成した。カメラ位置を変更できることを利用して, 天体現象(月の満ち欠け)を再現した。
 
9:30 - 9:55 初心者向きアルゴリズム学習環境の構築 / 中村 亮太 [ 大阪市立大学大学院 創造都市研究科 ]
プログラミング学習の初期段階では、タイプミスの文法エラーの修正などに気を 取られ、アルゴリズムの組み立てなどが十分に理解できない場合が多い。ここで は、プログラムの組み立て方を理解することに重点を置いて学習できるように、 日本語の疑似言語表現を用いたプログラムをGUIを使って組み立てることができる 学習環境の構築を行なった。また、プログラムがどのような流れで実行されてい るかを理解しやすいように、変数の内容や実行箇所がトレースできるようになっ ている。
 
10:00 - 10:25 力学分野の素朴概念を転換できるリアルタイムIT活用教育 / 小林 昭三 [ 新潟大学教育人間科学部 ]
ITセンサー(力センサーや距離センサー)や運動分析 ソフトのような「運動現象を記録・検証する情報技術」 を活用して、力学分野の根強い「素朴概念」を克服し、 「科学的な力と運動の概念」に感動的に転換できる私 たちの授業実践の取り組みを報告する。 「高校の全国学力テスト」で力学分野の達成率は2〜3 割程度だが、私たちのIT活用授業法はこれらより4〜5 割高い達成率をもたらす(pre-post testで実証)。
 
10:30 - 10:55 学習ウェブページの有効性の解析 / 和田 義親 [ 明治薬科大学 ]
学生の自然科学に対する概念習得の種類や深度には 大きな幅があるため、学習用のウェブページを授業 の補助として用意すること有効と思われる。今回、 薬学部の1年生に対する物理の授業のためにウェブ 教材を作成し、学習ウェブページアクセス解析シス テムに組み込んだ。この教材に対する学生のアクセス 状況を解析することで、教材の有効性を検討し、 対象とする学生が必要としている概念構造を解析する。
 
11:00 - 11:25 Mapleを用いた教材開発 / 中村 泰之 [ 名古屋大学情報科学研究科 ]
数式処理ソフトウェアMapleを用いた、教材開発の利点・ 欠点について検討する。利点としては、Javaによる教材 開発に比べて、非常に容易であることと、MapleNetを 用いることにより、遠隔教育教材としても利用できる。 一方、欠点としては、Javaによる開発ほど自由度が 高くないこと。動作が重いことなどがあげられる。
 
11:30 - 11:55 数式表記タグMathMLをつかったウェブ / 中村 晃 [ クロスロード ]
数式表記は印刷分野でTexが圧倒的な成功を収めたため, ウェブページでの数式表示に関心が払われることが意外 にも少なかった。そのため,HTMLタグに標準的なタグが なく,大変不便であった。通常,psファイルで出力して Acrobat Readerで読むか,HTML変換して数式部分をGIF 画像にする方法がとられるが,今回,MathMLというタグ を用いて,ウェブページを作成してきたことを発表する。
 
12:00 - 12:25 アニメ機能を使ったプレゼンテーション用科学教材の作成と利用法 / 山崎 康人 [ 日本大学 国際関係学部 ]
実験手順や思考実験の概略を事前に理解しておく、あるいは 自然現象や実験結果をモデル化してその現象の過程や基礎概 念を理解することは重要である。文系学部の学生にとっては、 数式の計算や数学的理論のような抽象的な説明よりは、自然 現象の変化や基本概念のモデルをアニメによって視覚的に提示 する方がより有効な方法となる場合がある。この発表では、 アニメによるプレゼンテーション用科学教材の作成と、その 使用法、効果、問題点などについて考察する。
 

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