2004 PC Conference
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分科会(所属は2004年4月5日現在のものです)

コンピュータ/ネットワークを利用したコラボレーション型教育

9:00 - 9:25 リスニング学習方略獲得に向けたオンラインCOPの実践研究 / 岡田 悠佑 [ 立命館大学大学院 ]
インターネットの普及により多くの報告がなされてきた COP (Community of Practice) /実践共同体での言語学習は、 学習内容の曖昧性から、注目と同時に批判も受けている。 本発表は、COPを学習の「足場」としても捉え、直接的な 言語活動の場ではなく、それを支援するものと定義し、 「携帯」からも利用可能な、weblogツールによりオンライン上に 構築されたCOPでの、学習者自らによるリスニング学習方略の獲得を めざす学習システムの報告である。
 
9:30 - 9:55 WebコラボレーションツールとMBA教育 / 尾畑 裕 [ 一橋大学大学院商学研究科 ]
 一橋大学では、同窓会である如水会の支援で2003年 10月からインターネットを介したWebコラボレーション ツールが導入された(如水会デジタルワークプレース )。MBAコースの2003年度「管理会計」の授業におい て、このデジタルワークプレースを利用した授業を展 開した。社会人経験者の多いMBAコースの授業におい て、受講者の実務経験を授業素材として取り込むのに デジタルワークプレースは非常に有益であった。
 
10:00 - 10:25 ITインフラを利用した選択世界史授業 / 大木 誠一 [ 神戸国際大学附属高等学校 ]
高校の選択世界史において、PC教室に整備されたITインフラを利用し、いかに「歴史 」を身近に捉えさせることができるかをテーマに10時間の研究授業を実践した。パレス ティナ紛争を取り上げ、紛争の生起する背景とそのなかで生きている同年代の人々の 姿を理解させることで、この地域の和平や世界で困難な状況におかれる若者に、何か貢 献できることはないかを考えさせ、それをWebで発信できるようになることを目指した。
 
10:30 - 10:55 ZopeによるWeb3D作品のデータベース構築とリユースの試み / 西尾 吉男 [ 金城学院大学現代文化学部 ]
筆者らはバーチャルリアリティの概念と実作について長年にわたって教育してきた。その成果として、卒業制作などのWeb3D作品が多数蓄積された。往々にして後輩学生は白紙の状態で教育することになりがちだが、Zopeを用いて作品の蓄積をデータベース化することにより、後輩学生が次のクリエータとして作品を作る際に、先輩クリエータのデータを容易に参照・活用することが可能になった。作品データベースのリユースがより高度な作品のインフラとなることが期待される。
 
11:00 - 11:25 グローバル教育へI  iEARN&JEARNの紹介 / 上野 浩司 [ JEARN沖縄・沖縄尚学高等学校 ]
インターネットは世界につながる道具である。 この道具を調べ学習や国内交流に使うだけでは 活用していると言い難い。だが、国際交流学習には、 交流相手や交流学習の進め方で多くの教師が悩む ところである。iEARN(アイアーン)はプロジェクト 学習を通して、長続きし、生徒も教師も楽しみながら できる国際交流学習へつないでくれる世界最大規模の 教育NPO。iEARNの日本窓口がJEARN(ジェアーン)で ある。世界100カ国が参加するiEARNの様々な国際 交流を紹介する。
 
11:30 - 11:55 グローバル教育へII iEARNプロジェクト(スロバキアへ愛をこめて) / 岡崎 あかね [ 高槻市立第1中学校 ]
高槻市立第1中学校では、昨年NPO・JEARNとの連携で、総合的な学習 『生きる力』の育成に、絵を描く自己発信型の学習を取り入れ、生徒 達が描いたポスターを世界7カ国に送り、Web上で公開された作品を 通して交流も行った。今年は、国内参加8校の展示会場で、次回交流 国・台湾とテレビ会議後、スロバキアに作品が送られる。このような 「教科と総合的な学習を結ぶ情報教育」は、ユビキタス社会における、 子どもたちの自己発見、自尊感情の育成に必要ではないかと考える。
 
12:00 - 12:25 グローバル教育へIII iEARNプロジェクト(震災子どもサミット2005) / 岡本 和子 [ JEARNひょうご ]
阪神・淡路大震災で得たもの、培ったものを国内外に発信することの意義は大きい。このプロジェクトは、震災を経験した国の子どもたちが、インターネットとアイアーンのネットワークを駆使し、震災の被害を軽減し、かけがえのない命を守るために、子どもたち一人ひとりが、危機管理について学び、考えることを目的としている。防災意識を高めるだけでなく、世界チームの中での コラボレーションは、国際交流・国際理解の良い実践となる。総合的な学習の時間・教科の連携で取り組むのに最適。
 
12:30 - 12:55     
 

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