9:00 - 9:25 |
授業改善とコンピュータ活用 /
平木 外二
[ 石川県立小松工業高等学校 ]
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中等教育の現場では学校評価の導入が進行している。先
進的に取り組んでいる学校からは、教育評価の行きつく先
は授業改善であるとの声が聞かれる。本報告では、授業改
善にあたってコンピュータを活かすことができるか検討す
る。具体的には、説明責任に耐えうる学習評価の実現に、
学習の記録や概念地図を役立てようと考えた。その際、本
当にコンピュータを活用する意味があるかという視点で報
告したい。 |
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9:30 - 9:55 |
総合的コンピュータ・リテラシー教育成果を評価する評価尺度(Rubric) /
山本 敏幸
[ 金沢工業大学 ]
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コンピュータを教育に導入する目的には、教育的な根拠(コンピュータの利用が学習効果をあげる)と触媒的な根拠(知識情報を扱える能力を育てる)がある。だが、これらの根拠は学習者が効果的にコンピュータを操えることが前提となる。本稿では高等教育における学習者の総合的コンピュータ・リテラシーを評価する評価尺度(Rubric)を提案し、コンピュータ・リテラシー教育カリキュラムの成果を数値的に可視化することを提案する。 |
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10:00 - 10:25 |
建設環境工学通論を例としたインターネット活用教育 /
宮本 裕
[ 岩手大学工学部建設環境工学科 ]
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他の学科の学生を対象に建設環境工学通論を教えている。
昨年もPCCで発表したが、今年で2年目における講義と課題の実施に際して、
電子メールや教師のHPや一般のWEBの活用により教育効果を
あげている実例を紹介する。PCC参加者と一緒にこの方式の利点や欠点
を整理しながら、その発展性を討論していきたい。これは現場からの報告である。 |
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10:30 - 10:55 |
学習支援ウェブサイトのコンテンツ改善法の提案 /
佐藤 喜和
[ 東京電機大学 情報環境学部 ]
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本稿では,主に大学における講義科目の学習を支援するためのウェブサイト構築とコンテンツの改善法を提案する.
専門分野の講義科目は相互に強い関連性があるので,学習者への直接的な学習支援という観点から,
ウェブサイトを構成する際の基本リンク構造を示す.また,ウェブサイトを運用し収集される各種のログを解析することで,
ウェブサイト自体のコンテンツの改善や実際の講義に利用する仕組みについて報告する. |
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11:00 - 11:25 |
工学教育改善に果たすe-Learningの役割 /
穗屋下 茂
[ 佐賀大学 ]
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工学教育をいかに充実させていくか、工業国である我が国にとっては切実な問題である。しかし、これといった教育改善策がないのが現状である。著者は、e-Learningの実施を進めているが、e-Learningを活用した学習システムこそ、その特効薬になり得ると確信している。本報告では、その取組みを紹介する。 |
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11:30 - 11:55 |
e-learningを活用した技術者倫理教育 /
鈴木 好夫
[ 室蘭工業大学 ]
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技術者倫理教育は、工学教育の中でJABEEからも、また社会的な養成からも
重要な科目として期待されている。しかし教材の不足、教授形態の未開拓、そして何よりも
講師不足で、いかに実施すべきか各大学で深刻である。本報告は、こうした問題点を解決する
手段としてe-learningを活用した技術者倫理教育の教材を開発した。学生がいつでも自由に独習でき、かつ
実際の授業の補助としても有用なことがわかった。
本教材は、学習披瀝を認識できたり、問題やレポートを教官に提出できるなどの特徴も備えている。 |
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12:00 - 12:25 |
工科系大学院教育e-Learning報告 /
萩原 洋一
[ 東京農工大学総合情報メディアセンター ]
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東京農工大学では、H15年度から全国の工科系大学院の遠隔授業を実施した。科目名は「ゲノムインフォマティクス」であり、
学内、他大学、企業からの単位履修等約30名が受講した。
総合情報メディアセンターでは、教育研究総合案内サイト「TUAT-TV」のソフトを作成し、ここから履修して頂いた。
本報告では、TUAT-TVソフトの説明とコンテンツ作成過程での問題点、履修時の問題点、成績評価法などについて報告する。 |
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12:30 - 12:55 |
ゆるやかな遠隔授業の提言−プシュケ・ネットの実践から− /
岡田 昭夫
[ 早稲田大学メディアネットワークセンター ]
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昨年度に早稲田大学における報告者の授業履修者に対して行ったアンケートの分析結果を基に、学生側より見た遠隔授業の長短を明らかにしたい。それを前提に報告者がその授業用ネットワークである「プシュケ・ネット」で試みている「緩やかな遠隔授業」について実践報告すると共に、その学習効果と学生の満足度を可能な限り客観化・数値化して提示することを目指す。 |
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