2004 PC Conference
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分科会(所属は2004年4月5日現在のものです)

情報教育−小中高校と大学−

9:00 - 9:25 生活科における情報教育の実践 / 妹尾 香津裕 [ 広島大学大学院教育学研究科 ]
小学校低学年を情報活用能力の基礎を身につける段階であると捉え,生活科における情報教育の学習内容を検討した。具体的には,生活で取り上げられる公共物であり,記号化された情報でもる道路標識を教材として用いる。身近な標識について考る活動を通して,絵や色,形などにさまざまな情報が含まれていることに気づき,学内標識を作る活動を通して,情報を主体的に収集〜表現し,受け手の立場を考えながら発信できる能力の基礎を身に付けることを目指す。
 
9:30 - 9:55 ロボットジュニア教室の開発と試行 / 瀬川 良明 [ 北海道教育大学 ]
小中学生を対象としたロボットジュニア教室を開発し試行した。 iMacにMindstormsと英語版ソフトROBOLABという初めての学習環境によるライントレーサー、サッカーゲームを内容とする土曜日講座である。 アシスタント学生用の事前講習およびプログラミング用テキストを開発し適用した。
 
10:00 - 10:25 つたえようアニメで卒業メッセージ / 尾池 佳子 [ 八王子市立柏木小学校 ]
図画工作科と総合的な学習の時間を横断的にとらえた小 学校6年生での実践について報告する。多摩美術大学・ 情報デザイン学科の先生や学生に支援を受け、6年生が 卒業の機会につたえたいことを表すアニメーション制作 に取り組んだ。この実践では、制作過程においてデジタ ル機器やコンピュータを利活用しながら、創造力を高め、 人との関わりを通して、伝えあう力を育むことを目指し た。
 
10:30 - 10:55 「こんなことしたよ昭和記念公園」 / 藤井 敏晴 [ 八王子市立館小学校 ]
小学校2年生生活科の体験学習である「乗り物にのって遠くまで行こう」の単元において、公共物のバス、電車の乗降の「体験学習」を行うばかりでなく、デジカメなどを利用して、自らの活動と、公園での様子などを取材する。それを学校へ帰ってからパソコンに取り込み、編集して、ネットスケ−プコンポ−ザ−でHTMLへフアイル化する。役割分担を決め、学習発表会において、全校児童、保護者に発表する。ねらいは、自らの表現方法を豊かにしていく、情報教育機器に慣れ親しむ、など。
 
11:00 - 11:25 オンラインディベートを用いた授業実践と成果 / 松波 紀幸 [ 八王子市立清水小学校 ]
筆者らは、開発したオンラインディベートシステムを用い、2年間で5度の授業実践を行った。ディベート実践を通して、児童に不足しているネットワーク上のコミュニケーション能力の具体的な内容が明らかになってきた。そこで、その能力を個別に検討し、育成するための授業を併せて行った。一連のディベート授業の様子を報告しながら、ネットワーク上のコミュニケーションに必要な能力と、それを育成するための方策について報告、提案したい。
 
11:30 - 11:55 幼小中一貫におけるマルチメディア教育の教材・単元開発-1- / 簑島 隆 [ 広島大学附属三原中学校 ]
本学園では「確かな学力を基にさまざまなメディアを 駆使して多文化を理解したり,人々と国際的にコミュ ニケーションしたりする能力」の育成をめざして,情 報教育と国際理解教育を効果的に融合する形で研究開 発を進めている。本研究では「大量の情報の中から必 要な情報を主体的に読みとり,効果的に活用する能力」 の育成を目的とした幼,小,中学校における「マルチ メディア学習」の教材・単元開発をし,12年間の一貫 カリキュラムの作成をめざす。
 
12:00 - 12:25 動作解析を利用した総合的な学習の提案 / 橘 和雄 [ 神戸大学大学院総合人間科学研究科 ]
近年、多くの教育者から子どもの学力や運動能力の低下 が指摘されている。そこで筆者らは、子どもの歩行動作 に注目し、この動作をバイオメカニクス(生体の構造や 機能を力学的に解明する科学)の観点から捉え、教育の 分野で利用していくことを検討した。発表では、中高生 にコンピュータやセンサを用いて自分たちの動作を計測 ・分析させることにより、科学への興味付けを行うと同 時に健康に関する啓発を行う教育を提案したい。
 
12:30 - 12:55 小学校の理科教育におけるデジタルコンテンツの活用に関する研究 / 平井 尊士 [ 兵庫大学情報科学センター ]
我々研究グループは、初等・中等教育機関における普通教科(主に理科教育)の中で、 デジタルコンテンツ(情報メディア)の開発と活用について、 XMLをベースとした「デジタルコンテンツ」の概念と、 実用的な“学習環境”の構築と整備に結びつけるべく 研究を産学官連携で続けている。 本報告では平成15年度に神戸市でデジタルコンテンツに関する研究会を立ち上げ 、3つのモデル小学校で実施した研究内容を報告する。
 

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