2004 PC Conference
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分科会(所属は2004年4月5日現在のものです)

教育ソフト/学習コンテンツ/e-Learning等の開発/運用

9:00 - 9:25 多地点での動画配信及びスイッチング支援ミドルウェアの設計と実装 / 土井 宏真 [ 東京工業大学望月研究室 ]
遠隔会議や遠隔授業等の動画配信を利用したアプリケーション開発には、時間や手間など多くのコストがかかる。 本研究ではネットワークにマルチメディアデータソースとシンクが遍在する環境を想定し, 端末間の動画配信スイッチング制御モデルを提案し, その制御を実現する通信ミドルウェアID2Oの構築によって開発コストの低減を図った. 本システムの特徴はユニキャストとマルチキャストを併用した通信モデルの採用及び NATなど実際の運用環境での使用を考慮した点にある.
 
9:30 - 9:55 e-LearningにおけるXML利用環境の構築 / 小笠原 清陽 [ 弘前大学大学院理工学研究科電子情報システム工学専攻 ]
本研究では大学の履修方式をモデルにしたWeb上での受講システムvirtual collegeで使用するデータ形式の検討を行った。アプリケーション間で交換される文書を統一したデータ形式にすることで、様々なアプリケーションの利用が容易になる。既存のDBサーバや成績処理プログラムなどを変更することなく利用するために各種文書に変換しやすいXMLデータ形式を採用し、そのAPIを実装したサーバの構築をした。
 
10:00 - 10:25 オブジェクトモデリングによる教材開発 / 矢島 彰 [ 大阪国際大学 ]
ソフトウェア開発者の間でオブジェクト指向の上流工程であるクラス設計が注目を浴びている。 クラス設計は、ソフトウェア開発のみならず、本質的な理解を与える教材設計にも有用なものである。 本稿では,オブジェクト指向設計法UMLの原型のひとつであるオブジェクトモデリングを授業設計・教材開発の記述に用いた教材例を提示する。 特に、練習問題をインスタンスとしてクラス設計された数学教材について、その開発方法について述べる。
 
10:30 - 10:55 「電子教務手帳」の開発 (中間報告) / 山田 祐仁 [ 辻調理師専門学校 ]
中・高等教育では、従来からの教科担任制に加え、選択科目制の拡大に従って、教師−生徒間の関係が希薄化する傾向がある。一方、生活指導・メンタルケアなどの必要性は今まで以上に高まっている。 本プロジェクトでは、従来は業務効率化が主眼であった教務支援システムについて、生徒一人ひとりに対する適切な指導・支援のための教師間連携ツールとして捉え、リアルタイムな情報提供を可能にする「電子教務手帳」の構想・開発を行う。
 
11:00 - 11:25 授業ビデオ配信による上級日本語学習者支援教材 / 戸村 佳代 [ 明治大学 ]
大学に在学する留学生の日本語学習を支援するために、実際の講義を生資料とした教材の開発を行いWeb上で公開することにした。教室授業での利用はもちろん、自習用教材としても利用することができるよう配慮している。本発表では、作成したWebによる講義ビデオ学習教材の内容を紹介する。
 
11:30 - 11:55 マルチメディア型日本語学習教材の研究開発 / 沈 ヤン [ 獨協大学院 ]
 本研究は、中国人留学生向けの漢字学習デジタル教材の研究開発である。漢字は日中両国語で使われているため、中国人学習者に対する漢字教育はあまり重要視されていない。日本語教育を対象とした学習支援システムの研究開発は最近盛んに行われているが、 日中漢字の書き方の相違性についての学習教材はまだ開発されていない。そこで、日中漢字の書き方の相違点に注目し、漢字学習のためのデジタル教材を開発した。
 
12:00 - 12:25 日本語教育用デジタルコンテンツ開発報告 / 岩崎 美紀子 [ 岩崎言語教育プログラム開発 ]
平成13年制作の日本語教育システムMISJeラーニング教材は、独自性が強すぎ普及していない。契約上で優先権を与えた制作会社に打診し、新たなコンテンツの制作許可を得た。また、昨年暮東京とハノイでMISJの集合教育及びeラーニングとの融合教育を実践、MISJ及びeラーニング教材の有効性が立証できた。日本の将来における人材不足解消の鍵となりうるMISJとe-ラーニング教材の普及を目指し、繋ぎ役となるコンテンツを作成する
 
12:30 - 12:55 動画と音声認識を利用した外国人向け日本語自動詞・他動詞学習コンテンツの開発 / スワン 彰子 [ 早稲田大学 ]
外国人の日本語学習者にとって,自動詞・他動詞は難易度の高い学習項目の一つである。これを学習する場合,教室内で単に文字と言葉のみで説明しても,実際にどのような場で使うのかを意識しづらい.発表者らは,よく利用される自動詞・他動詞をピックアップし,それぞれについてシチュエーションを考え,動画として撮影して教材とした.また,単にそれを再生するだけではなく,動画内で利用されている動詞の部分を学習者にマイクで入力させ,それを音声認識技術を用いて自動採点する学習コンテンツを試作した.
 

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